第61話

陸拾
1,082
2023/06/20 11:32
結局、炭治郎と伊之助くんはなにか思いついたらしくまだいるらしい






あなた
(正直、私は帰って欲しいと思っている)
もちろん、邪魔だとかそういう意味では全く無い


炭治郎も伊之助くんもまだ15歳


まだまだ成長できるはず


上弦が出たとしたら軽い怪我では絶対に済まない
あなた
はぁ…
小さく溜息をつきまた監視を続けた









─夜─
あたりが暗くなり始め鬼の活動時間となる



あなた
(ほとんど日が落ちかけている…もう暗くなってきてしまった…)
炭治郎と伊之助くんなら今日動くはず
そう考えていた時
〝 ド ガ ン ッ ッ 〟
あなた
!!
これは…
あなた
ときと屋…
そう、炭治郎が潜入した店の方から小さな音だが何かが壊れた音が聞こえた
ここからときと屋までは距離がある


もう戦闘は始まっているはずだ


気配を上手く探るしかない













全速力で向かっていると鬼がいるらしきところに着いた


すると突然前方から炭治郎が飛んできた
あなた
…え??!







─炭治郎side─
この鬼の帯に瓦礫まで飛ばされて箱の紐は切れ、肩までザックリといってしまった
そしてここまで水の呼吸を使って鬼と戦ってきたが…やっぱり水の呼吸を使いこなせない
炭治郎
(俺は水の呼吸に適した体じゃないんだ)
俺の場合一撃の威力はヒノカミ神楽が断然強い


ただ…
炭治郎
(連発ができなかった…)
でも、今の俺ならできるはずだ


いや、やる!!
そのために修行してきたんだ…



心を燃やせ…
燃やせ
炭治郎
(燃やせ!!!)
そしてヒノカミ神楽で攻撃する
やっぱり水の呼吸とは全く違った
何回か呼吸を出し、戦っていると…




ヒノカミ神楽
       〝 ピ ン ッ 〟
炭治郎
(隙だ!!隙の糸!!行ける!!)
火車!!
堕姫
遅いわね
欠伸が出るわ
その瞬間〝ブツン〟と隙の糸が切れた
同時に俺はあの鬼に帯で飛ばされてしまった
炭治郎
(受け身…受身をとれ…!!)
だが反動が来てしまい遅かった…地面に落ちる、そう思った時…
あなた
…え??!た、炭治郎!!
炭治郎
え…


──炭治郎side終──




抱きとめると目を見開き驚いていた
炭治郎
姉…ちゃ…ヒュッ
炭治郎
ハッ ハッ ハッ ハッ
あなた
炭治郎…!!?
ヒノカミ神楽…その反動だろうか


動けないのか固まっており息もとても苦しそうだ
あなた
落ち着いて!!大丈夫だから!!
そんなこともお構い無しに来る鬼
大丈夫…私がやる…
あなた
時の呼吸 壱ノ型 妙々ノ時
炭治郎に向かってくる帯を全て切った
堕姫
!!
あんた…柱…いや違う…
堕姫
あはっっ!!いいわね〜!!
堕姫
アンタも目は綺麗ね、こいつと同じように目だけくり抜いて喰ってやるわ!
あなた
…お前は上弦の…陸、、
上弦、やっぱり上弦がいた



この前のアイツよりは弱いはず…



だけどそれでも柱3人分の力はあるんだ



絶対に死者は出さないから、!


















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