結局、炭治郎と伊之助くんはなにか思いついたらしくまだいるらしい
つ
もちろん、邪魔だとかそういう意味では全く無い
炭治郎も伊之助くんもまだ15歳
まだまだ成長できるはず
上弦が出たとしたら軽い怪我では絶対に済まない
小さく溜息をつきまた監視を続けた
─夜─
あたりが暗くなり始め鬼の活動時間となる
炭治郎と伊之助くんなら今日動くはず
そう考えていた時
〝 ド ガ ン ッ ッ 〟
これは…
そう、炭治郎が潜入した店の方から小さな音だが何かが壊れた音が聞こえた
ここからときと屋までは距離がある
もう戦闘は始まっているはずだ
気配を上手く探るしかない
全速力で向かっていると鬼がいるらしきところに着いた
すると突然前方から炭治郎が飛んできた
─炭治郎side─
この鬼の帯に瓦礫まで飛ばされて箱の紐は切れ、肩までザックリといってしまった
そしてここまで水の呼吸を使って鬼と戦ってきたが…やっぱり水の呼吸を使いこなせない
俺の場合一撃の威力はヒノカミ神楽が断然強い
ただ…
でも、今の俺ならできるはずだ
いや、やる!!
そのために修行してきたんだ…
心を燃やせ…
燃やせ
そしてヒノカミ神楽で攻撃する
やっぱり水の呼吸とは全く違った
何回か呼吸を出し、戦っていると…
ヒノカミ神楽
〝 ピ ン ッ 〟
火車!!
その瞬間〝ブツン〟と隙の糸が切れた
同時に俺はあの鬼に帯で飛ばされてしまった
だが反動が来てしまい遅かった…地面に落ちる、そう思った時…
──炭治郎side終──
抱きとめると目を見開き驚いていた
ヒノカミ神楽…その反動だろうか
動けないのか固まっており息もとても苦しそうだ
そんなこともお構い無しに来る鬼
大丈夫…私がやる…
炭治郎に向かってくる帯を全て切った
上弦、やっぱり上弦がいた
この前のアイツよりは弱いはず…
だけどそれでも柱3人分の力はあるんだ
絶対に死者は出さないから、!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。