頭を冷やしに、近くの公園へ行く。
ブランコに座って軽く揺らす。
自分が、こんなにもあいまいじゃなければ、
もっと、相手を大切にしなければ、
ピトッ
頬に温かい何かがあたったかと思えば、ジソニオッパ。
ジソニオッパはそういってくれる。
少しだけ、甘えてみようかな…
そういって、ジソニオッパは隣のブランコに座る。
自分が悪いのに、まるで被害者面して泣く自分に嫌気がさす。
ジソニオッパはブランコから立つ。
ギュ、
ミノオッパに近づかれるとドキドキする。
正直離れたくない。
それなのに頭では思ってるのに、自然と離れてて、
それは、恋…?
似てると言われて、正直うれしかった。
そういってブランコから降り、
私たちは八人組の家へと向かう。
ガチャッ
誰も迎えてくれない。
ジニオッパが急に走ってくる。
あ、そういえばスマホの電源切ってたんだった。
ヴーヴー ヴーヴー
そういってみんなを待つべく、ソファーでゆっくりすることに、
ごめんなさい。
それを言うのには抵抗があった。
だって、こんなにも長い間、私をずっと探してくれて、
愛してくれて、
こんな人、私にはもったいない。
それでも思いを寄せてくれる、
うれしいでしかない。
それなのに、断らないと。
私は、もう…
ジソニオッパの言葉で気づいたの。
やっぱり、私の愛す人は…
やさしいぬくもりが頭にかかる。
ガチャッ
ドアが開き、
みんながずらずらと入ってくる。
みんな、鼻も耳も真っ赤。
申し訳ない…
ドキッ
そういう細かいところ、すぐ気付いてくれる。
本当に、
本当は、あの人と、寝たいけど、ダメ…だよね…
パチッ
目が合っちゃった…。




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。