れるSide
ゆうくんとこえくんが先に食べ終わって
こったんとくにおも食べ終わったみたい
れるんちの朝ご飯を喜んで食べてくれたのが
凄く嬉しかった
図書館、あんまりよくわからんかったんよね
れるはそもそも、本読まへんし…
どうやって調べようかな
図書館がだめやったらどうしよう
図書館に向かって歩きながら
れるたちは話を進める
きっと、れるが1人で考えても
空の話だとは思わない
みんながいてくれて良かったぁ
なんかの手がかりが見つかりそうやなと思いつつ
その考えは甘いわっ!と1人でつっこむ
1つの情報では見つからないだろう
とりあえずついた図書館の入口で
軽く説明をしたら
もう分かれて調べに取りかかる
みんなが出してくれた情報をもとに
ジャンルを決めて調べるが
そう簡単には見つからない
いろいろな本をめくるが
近づいたかと思ったら
意図されたようにページが抜け落ちている
なんでかなぁ…
みんなで別れてどんどん探していくが
一向に見つかる気配はない
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。