第21話

第20段
2,249
2021/09/20 00:57
先生「ほんと、古里は優秀だなぁ。しっかりしてくれて助かるよ」
母「電話だから直接は会えないけど、あなたがいい子にしてそうでお母さん安心したわ」
祖母「誰の言葉に惑わされる必要はありません。あなたは、あなたの道を選べば良いのです」
『…私はただ、自分の道を自分で決めただけです』
リュウク「…そっか。無理に聞こうとしてごめんね」
『いえ、リュウクさんは何も…』
リュウク「何かあったら、キミの力になりたいんだ」
『……そう言ってもらえるだけでも、嬉しいです』
リュウクさんは、いい人だ
『リュウクさんは………』
私が話そうとした時、気づいた
リュウクさん、真剣な顔してる
リュウク「どうした?」
『…いえ』
桃太郎「あ、おかえりなさいあなた様」
『ただいま帰りました。……白澤様は?』
桃太郎「まだ花街から帰ってきてないですよ?」
『…そうですか。すみません、少し疲れちゃったので、先に休みますね』
桃太郎「はい…」
ー部屋ー
『………』
私はベッドにボスっと倒れた
正直、自分の過去を隠したいわけじゃない
でも今は誰にも話したくない
誰かに話しちゃったら……
………
『おはようございます』
白澤「おはよーあなたちゃん……う"っ」
桃太郎「二日酔いですか…あれほど調子に乗るなと言ったのに…」
『………』
どこも間違ってなかったはず
巫女としてお婆様に育てられて、名門校に首席で入学して、何気ない日常を過ごして、周りからも期待されていた
何も間違ってない
桃太郎「…あなた様、大丈夫ですか?」
『え?』
桃太郎「顔…赤いですよ?」
『うぇ……』
桃太郎「ーッ!?ちょ、白澤様!あなた様が熱を!」
白澤「ちょ、ちょっと待っ……ピーーーッ」
『チーン……』
次回、あなた死す デュ○ルスタンバイ!













※死にません

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