第28話

22.絶望の先に
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2026/03/06 11:21 更新
 絶望しかないんだ。
 大切な人の、大切なものを守れなかった。壊してしまった。
 もし国見の目が覚めたら、どんな顔をすればいい?
 笑う?泣く?怒る?無表情?
 俺は、どんな顔で国見を見たらいい?
 悲しみの先の、絶望の、さらにその先。
 そこに、俺はいるんだ。
 もう、誰の目も見たくない。会いたくない。
 俺といたら、大切なものを奪ってしまうから。
影山 飛雄
ごめん、ごめん……
 あの日からずっと、俺は外に出ていない。まともに生活できていない。
 月島も、及川さんも、赤葦さんも、俺のことを心配していた。
 でも俺は、これでいい。
 誰とも会わず、このまま生きていれば。
 もう、誰のものも奪いたくない。
ピロンッ





孤爪 研磨
今日の依頼、くる?18:23
影山 飛雄
既読 18:24大丈夫です、ありがとうございます。
孤爪 研磨
そっか、分かった。伝えておくね。18:24





 どうして、孤爪さんたちは俺に気遣うんだ?
 俺が行こうと、何も変わらないのに。
影山 飛雄
……なんだか、もうどうでもいいな。
 俺はスマホを持って、どこかに向かった。










影山 飛雄
……懐かしいな。
 昔、国見と金田一と来た海。
 初めて横浜に来て、初めて3人でみた海。
 ……思い出が、溢れてくる。
 崖の下の浜で、3人で夕方まで遊んだ。
 その時は他に人もたくさんいた。賑やかで、すごく楽しかった。
 その時の景色を、今、この崖の上から眺められたらどうだろう。
 俺は、どういう気持ちになるんだろうか。
 今、あと3歩先に進んだら、俺は……
 いや、やめておこう。
 まだ死ぬ場ではないはずだ。まだ、俺は……
お前、烏野の影山か。
影山 飛雄
は?
 後ろから知らない奴の声が聞こえた。
 うるさい、話しかけてくるな。
丁度いい、お前ら烏野には仲間を殺されたんだ。ここで死んでもらおう。
影山 飛雄
死ぬわけ……っ!
 まずい、スマホしか持ってきていない。逃げようにも、3歩後ろは崖。回り込むことができるほどの広さでもない。
 …………いや、好都合か。
 いっそ、ここで死ねたら、俺は……
 また、国見に逢えるのか?
ほう、抵抗しないんだな。
影山 飛雄
まあ、な。
言い残すことはあるか?
影山 飛雄
……お前が、
影山 飛雄
お前が俺を殺したところで、何にもならない。
もういい。
 男は俺のほうへ突っ込んでくる。
 それでいい。そのまま突き落としてくれれば。










































 まだ、死ねない?








 やっぱり嫌だ。


 どういう顔をすればいいかわからなくても、国見の、元気な姿をこの目でもう一度見たい。


 また一緒に、依頼をこなしたい。
















 そう思った時には、もう遅かった。
































































































































































































































ぐぁあっ!?
影山 飛雄
はっ……?
 気づけば、男は誰かに気絶させられていた。
???
かげ、やまッ……!
影山 飛雄
っぁ……
影山 飛雄
"国見"ッ……!
国見 英
影山ッ!
 男を気絶させたのは、寝ているはずの国見だった。
 いつもの姿で、いつもの声で。
 国見は泣きながら、俺に抱き着いてきた。
国見 英
バカ、影山のバカ!なんでこんなことッ、!
影山 飛雄
っ、ごめん……
国見 英
ほんとにバカ、もし死んでたらッ!
影山 飛雄
……国見。
影山 飛雄
ごめん、助けられなくて。
国見 英
いいよ……だって、生きてるからッ……
影山 飛雄
ああ、そうだな。
 怖かった。

 男がすぐそこに迫った瞬間、走馬灯のように記憶が流れ込んできて。
 楽しかったこと、嬉しかったこと。
 全部、あの一瞬で思い出して。
 死にたくないと、そう思った。
 そして、気が付けば男は倒れていた。

 目の前には、泣いている国見がいた。
国見 英
ッ!う”っ……
影山 飛雄
く、国見!?
国見 英
大丈夫、久々に動いたからお腹が……笑
影山 飛雄
お前、まさか……
国見 英
逃げてきたわけじゃないよ、?起きて、先生に無理言ってここまで来たから。
国見 英
それに、起きただけでまだ完治してないし、笑
影山 飛雄
なんでそこまで……
国見 英
だって、なんか嫌な予感がして……影山なら、死ぬのはここだろうなって思ったから。
影山 飛雄
そうか……ありがとな。
国見 英
影山も、ありがとうね。俺のこと守ってくれて。
影山 飛雄
はっ?
国見 英
看護師さんから聞いたよー?俺のこと守ってくれたってw
影山 飛雄
おま、違ぇから!!
国見 英
照れんなこのw
月島 蛍
国見!!
及川 徹
国見ちゃん、!!!
国見 英
月島と、及川さん……!?!
及川 徹
良かった、起きて……!
国見 英
はい、ありがとうございます笑
月島 蛍
体は?大丈夫なの?
国見 英
だいじょばない。だから病院戻る
月島 蛍
だろーね
影山 飛雄
とりあえず、検査とか諸々終わらせてから二口さんとか呼ぶか。
国見 英
そだね










いやあ、無事国見ちゃん起きましたね。

十月なったので言うんですけど、この小説の最初の方とか、今と書き方が違うんですよね。

誤字脱字の修正も含めて、約一週間かけてそこら辺を修正しようと思ってるんです。下手したら一日で終わるんですが。

てことで、やるかやらないかのアンケートを取ろうと思います。自分的にはやったほうが見栄え良いと思います((

アンケート

誤字脱字の修正や書き方の統一やる?
やる
52%
やらない
48%
投票数: 117票
本当は活動報告の方でやろうと思ったんですが、見てくれる人少ないので……

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