“ 執事とお嬢様 ”
“ この 、 小説でよくあるような設定を ”
“ 覆して行こうと思います ”
たとえお嬢様でも 、
執事を好きになってもいいですよね…?
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『 ペシッ 、 ペシッ! 』という乾いた音を鳴らしながら
私の事を起こしてくれる執事のるぅとくん
私はいつも通り 、 眠気に逆らえず寝ようとしてしまう
るぅとくんはムキになったのか 、
『 バシンッ! 』鈍い音が鳴るほどの強さで叩いてきた
ガバッと痛みで起き上がると 、
るぅとくんが私のベッドの上にちょこんと座って
「 おはようございます! 」と言い 、
ニコッと爽やか笑顔で笑った
起きてすぐ 、 「 おはよう 」と声を掛けられる私は
凄く 、 幸せ者だと思う(
そう 、 私は執事のるぅとくんのことが恋愛的に好きだ
るぅとくんは私の顔を覗き込むように
上目遣いをしてきて言った
少し顔が赤くなっていた私は 、
余計頬が熱をもった感覚になった
アワアワ…と慌ているるぅとくんを見る
今度はるぅとくんの頬が赤く染った
必死にガシッとるぅとくんの腕を掴んだ
るぅとくんは 、 私の方を見て余計顔を赤くする
そう言って自身の手を見るるぅとくん
どうしたんだろう?と思い 、
覗こうとすると 、
私の手首をガシッとつかみ 、
ベッドの上に押し倒した
普通に憧れてた事が実現出来て嬉しい(
るぅとくんは私から離れながら 、 ふわっと微笑んだ
くるっと後ろを向いて扉から出て行ったるぅとくんを見て 、
少し寂しく感じてしまった
ベッドに寝転がっている体を起こし 、
るぅとくんの後を追って自室を出た
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先ほど 、 あなたお嬢様に言われた言葉を思い出す
『 ペシッ 』と乾いた音を鳴らし 、 頬をたたいた
気を取り直して 、 食堂に向かった
あり得ない話だけれど 、 あなたお嬢様と両思いだって言うのなら 、
僕はあなたのそばにいたい
もし 、 あなたのお父様が許してくださるなら 、
あなたに気持ちを伝えてもいいですよね…?













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。