第20話

第19話:一人になった自分
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2024/08/02 11:15 更新

数ヶ月後

年を越し2110年へとなり
暖かい時期になった
狡噛と新藤で藤間幸三郎と槙島聖護を追っていたのだ

狡噛慎也
これほどまで情報がないとはな…
新藤斬也
あぁ…

狡噛慎也
悪い、一服してくる
新藤斬也
あぁ、俺も行く

二人は喫煙所でタバコを吸っていたのだ

新藤斬也
吸う様になったんだな
狡噛も
狡噛慎也
新藤もな
新藤斬也
しかも、同じスピネル(銘柄)だし
狡噛慎也
これを吸ってると、佐々山が
事件の手助けをしてくれる感じがするんだ
新藤斬也
言えてる
新藤斬也
それに、どんどん戦闘スタイルが
佐々山に近づいて行ってるよな
狡噛慎也
さぁな…そこはよくわからんが
佐々山が死んでからずっと
佐々山の強さに甘えていたのだと
実感したんだ
狡噛慎也
そうだ、話は変わるが
新型のドミネーター見たか?
新藤斬也
2110年の奴だろ?
狡噛慎也
あぁ、アレに新しい執行モードの
デストロイデコンポーザーが
あるらしいんだ
狡噛慎也
最初はベータで監視官のみしか
使用できないが、まだ反動調整が
まともにできてないらしく
撃ったら肩が外れるらしい
狡噛慎也
それをうまく使いこなすには
それ相応な力が必要になるからな
新藤斬也
それって、心も強く
ならなきゃいけないのか?
狡噛慎也
もちろんだ
弱いままで人を裁くなど無理だ
新藤斬也
そう…だよな…


そして、数日後

二人は聞き込みで外に出ており
休憩がてら喫茶店で捜査会議をしていた
狡噛慎也
これほど探しても手がかりは
一個も出てこない…
新藤斬也
目撃者はおろか、監視カメラにさえ
映ってないなんて…
狡噛慎也
クソ、内藤も行方不明だし…

そして、新藤が狡噛の目を見た
新藤斬也
なぁ…狡噛…
狡噛慎也
なんだ?
新藤斬也
えっ…と…その…
狡噛慎也
どうした?

新藤は震えながら狡噛に話した
新藤斬也
実は…俺…
新藤斬也
内藤を…殺しちまった…
狡噛慎也
なに?
新藤は泣きながら、禾生とあった
今までの出来事を全て狡噛に話した

新藤斬也
俺は…最低な人間だ…
許してくれ狡噛!…
新藤斬也
それに…俺のPSYCHO-PASSは…
もう…手遅れだ…

新藤斬也
計ってみてくれ…

狡噛は新藤にドミネーターを向けた
ドミネーター(2109年モデル)
犯罪係数
999.99
執行対象です
狡噛慎也
なんだ…これ…
今まで計れなかったんじゃ…

新藤斬也
全部…禾生局長…
いや、シビュラのせいだ!




そして、狡噛は一言、新藤に言った





狡噛慎也
そうか






そう言い残し、狡噛はそのままどこかへ行ってしまった






新藤斬也
待ってくれ狡噛!


しかし、新藤に狡噛を追う勇気が無かった…





翌日




















狡噛慎也は執行官となった











二係事務所にて


新藤斬也
あ…あの…青柳さん…
青柳璃彩
どうしたの?
新藤斬也
狡噛が…執行官になったって…
青柳璃彩
えぇ…犯罪係数の上昇
回復の見込みが無いと判断されて
執行官になったわ…
新藤斬也
俺のせいだ…
青柳璃彩
あなたは悪くないわ…
青柳璃彩
あまり自分を責めないで

新藤は数日あまり元気がなく
まるで廃人だった

そんな時に、二係の執行官に新しく
人が入ってきたのだ
東金朔夜
初めまして
本日執行官として配属された
東金朔夜と申します
新藤斬也
東金くんか、よろしくな
悪いけど刑事課は人手不足だ
素人扱いはできないよ
東金朔夜
結構です、こういう仕事は
更生施設で少しやっておりましたから
新藤斬也
そんな硬くならなくても良いんだよ
むしろ、柔らかく行こ
神月凌吾
それは監視官の事だぜ
ずっと落ち込んでてよ
もっと柔らかくなれよ
新藤斬也
俺は良いんだ
青柳璃彩
なら、東金執行官の管理は
新藤監視官が行ってね
新藤斬也
え、俺で良いんですか?
青柳璃彩
むしろお願いしたいわ
私一人で執行官二人の面倒を見るのは
大変だし
新藤斬也
あ、わかりました
東金朔夜
新藤監視官
よろしくお願いします

数日後

神月凌吾
新藤監視官
新藤斬也
なんだ?
神月凌吾
今日の夜、青柳監視官と
飯どうですか?
青柳監視官が奢ってくれるらしいですよ
新藤斬也
じゃあ行く


しかし新藤は元気が無く、二人が話しかけても
目は笑っておらず、食事も美味しくなさそうに
食べていたのだ。

しかし見かねた神月はそんな新藤に問いただした
神月凌吾
おい監視官
新藤斬也
なんだ?
神月凌吾
飯、不味いか?
新藤斬也
いやそういうわけじゃ…
神月凌吾
じゃあなんでそんな不味そうに食うんだ
神月凌吾
せっかくの食事なんだから
食事の時間くらいメリハリつけろ
青柳璃彩
凌吾、そんな言わなくても
新藤斬也
いや、神月の言う通りだ…
もう、元気が出なくて…

新藤斬也
嘘かもしれないけれど信じて欲しい
俺は2059年から来た過去の人間なんだ
新藤斬也
マツダのRX-7に乗って
ここまでやってきた
新藤斬也
そしたら、ドミネーターが反応しなくて
俺は無敵だと思った、そんな時
刑事課に入って、シビュラのいらない
世界を作りたいって思ったんだ
青柳璃彩
なんで、そう思ったの?
新藤斬也
2059年にもシビュラシステムがある
そのせいで職や住処、命まで
失う人が多かった
新藤斬也
だからこそ、シビュラを反対する
デモ活動をしてたのだが、2059年の
警察は試作型ドミネーターを
向けてきて、俺を殺そうとしたんだ
新藤斬也
過去の奴らがそんな欠陥クソシステムを
生み出したなら、未来でそんなシステム
ぶっ壊してやれば良いと思った
新藤斬也
だからこそ、俺は刑事課に残った
そして、佐々山や内藤達と遊んでたら
楽しくなっちまって…
新藤斬也
帰ろうにも帰れなかった…
そして、標本事件が起きた…
新藤斬也
その後の内藤も…





新藤斬也
俺が殺した…


続く

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