いつもの日常、生活、学校・・・
私の中には、いつだって、先輩が
いた・・・
黒瀬先輩は、ふんと、
顔をそらしたが、すぐにクスッと
笑い出した。
グググ・・・先輩の体が、どんどん
大きくなる・・・
私は、ガクッと落ち込む・・・
しーーーん
自分の家に居るのに、自然と
静かになる・・・
心臓が、ドキドキうるさい・・・
それって・・・
ニイッと、笑って見せる。
すると、先輩は、ヘナヘナと
床にしゃがみ込んだ。
ああ、こんなに先輩が、焼き餅を
焼いてくれている・・・
私は、なんて幸せものなのだろう
ヤバイ・・・これは、ちょっと
調子に乗りすぎたかも・・・
先輩、怒るかも。
先輩は、スウッと、立ち上がると
私をジッと見つめた・・・
嘘!?急に、何を言って
先輩が、私に一歩近づき
私も一歩下がる。
ヤバイ、ヤバイ、先輩に好きって
言われたのに、実際そうなると、
とたんに、私は弱腰になる・・・
どうしよう、どんどん緊張して
動けなくなる。
トン・・・
壁に背中がつき、もう、後ろに
下がれない・・・
先輩が、どんどん近づき
顔が、すごく近くに見える・・・
カッコいい・・・・
じゃなくて!!どうしよう!?
目を、合わせられない・・・
目がグルグルと回る
緊張して、テンパりすぎだよ!私
ギュッ・・・・
先輩の大きな体に、強く抱きしめられる。
こんなの、妄想より、破壊力が
すごすぎだよ・・・・
耳元で、「りお」なんて
呼ばれて、すっごく嬉しい・・・
落ち着け、冷静に・・・
イジワルな先輩も、小さい先輩も
私は、どっちも好きなんです。
きっと、これからも
そのイジワル笑顔は、私だけに
見せてくれるって、約束してくださいね。
おわり















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!