第59話

58
515
2025/08/31 09:00 更新
-濵田side-

昨日の夜に、コ○スで待っとるから少し話してからデートしようって言われた。

そして、あなたが俺の家にお泊まり。

…実はお泊まりは初。


ここは、手紙の日に俺が無理矢理連れてきた場所。

ここで、振り向かせる宣言したっけ。

きっと、俺たちの原点やから来たかったんやと思う。

来てみたら、あの日と同じように敬語で、崇裕先輩呼び。

煽っとるとしか思えへん。
あなた
崇裕先輩、ここで伝えたかったことがあります。
はまだ
…おん。何?
あなた
あの日、いろいろあって崇裕先輩を傷つけたこと、今でも申し訳なく思っています。
はまだ
そんなのええって…
あなた
でも、今となってはやらかしてくれた望くんに感謝しています。崇裕先輩とつなげてくれたから。
はまだ
…そやな。
あなた
最初は、勢いだけで一緒にいましたが、まっすぐで、ウソがつけなくて、いつも大事にしてくれる崇裕先輩がいつの間にか好きになってました。
はまだ
…おう。
あなた
耳のことも、私の性格のことも、全部受け入れてくれて、私にとって、もったいなさすぎる彼氏です。
はまだ
それは俺もやで?あなたの笑顔にいつも癒されとんねん。あなたがおったから頑張れんねんで?
あなた
私もです。たくさん崇裕先輩に救われました。
あなたは俺の前に手紙を置いた。

前回と違うのは、きちんと封筒に入っている。

そして、宛名も書いてある。
あなた
私から、崇裕先輩へのラブレター…です。
思わず顔が緩んだ。

ちゃんと俺宛のや。
あなた
それから…卒業祝です。
小さな箱に入って、リボンがかかっとる。

わざわざ用意してくれたんか。
はまだ
…あけて、ええ?
あなた
はい。
中には、大人っぽい、革製のキーホルダー。

…これ、結構高かったんちゃうん?
あなた
いつも、一緒です。
あなたが出したのは家の鍵。

そこには俺にくれたものと色違いのキーホルダー。
あなた
お揃いです。…嫌でしたか?
はまだ
嬉しすぎて固まっとんねん。あなた、むっちゃ好き。
あなた
私も、大好きです。
はまだ
あー…キスしたい。
あなた
それは……あとで。
はまだ
言うたな?
あなた
私の全部、あげます。 
はまだ
……は?
それは何を意味しとるかわかっとんの?

…確かに、今日俺の家にお泊まりや。

せやけど…ええんか?

プリ小説オーディオドラマ