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小説
青春・学園
【 Iris 】ありがとう、幽霊さん。
9
俺達は初兎さんの家を整理していた。
えっと、、ここかな、、、
あ、あった!
えっとそれが、、、
そう、初兎からの手紙、
ずっとここにしまってたんだ、
懐かしいなぁ、、
その手紙にはこう綴られていた。
ないちゃんへ
ごめんな、守ってあげれんくて、
ほんまに不甲斐ない親友やわ、
辛かったんやろ?寂しかったんやろ?
誰にも相手されんようになって、
終いには理不尽な理由でいじめられて。
もう、休んでええんやで、
あっちで気長に待っててや。
俺もいつか、ないちゃんの所に行くわ、
寂しいなんて思いさせんから。
ずっと親友やで、絶対な!
ないちゃんの事が大好きな、初兎より。
あれ、、
なんでだろ、
涙が、、っ、、
泣いて、ええんやで、
まろと初兎が重なってみえる。
!
“”泣き止むまで、傍にいたるから。“”
ありがと…っ、、
最初は感動系にするつもりじゃなかったんだよね(