母の本音を聞いた時は、正直何も言葉が出なかった。
そして、ようやく口を開ければ、この言葉しか告げることは出来なかった。
だが、なかなか腕前も上がらず、同時に悲惨な声を耳にしてくるのが当たり前になってきてしまったとある日、
ある窃盗事件の任務を任されたのだ。
課長が自ら自分を選んできた為、勿論のこと周りは良くないザワ付きでいっぱいになる。
最初は断るつもりだった。
だけれど、任務を任せることには、課長の思いや期待などが詰まっているはず。
人一倍 下積みをしてきた自分自身を、試してみたい。
そんな思いも何時しか芽生え始めた。
最初で最後のチャンスかもしれない。
そう考えついた結果、
課長の期待に応えたいのと、この事件で手柄をとり、一発逆転させようという思いで、任務を引き受けた。
……To be continued












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!