#11は場面整理なので、#10を閲覧してから読む事をお勧めします。
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最近、芽愛が変だ。
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私がそう思い始めたのは、つい最近のことだった。
…とでも言っておけば聞こえは良いが、普通に今日、芽愛が授業中の居眠りから覚めた頃。
最近も何も、つい一、二時間程前のことだ。
今までざ・陽キャみたいな感じだった芽愛が、
目を覚ました瞬間大人しくなってる…
その状況に驚かない親友の方が可笑しい。
昔から芽愛を見てきた私だから分かる、
これは本物の芽愛ではない。
非科学的だけど、何故だかしっくりくる気がする。
前までおもんない事でも笑っていた芽愛が、
急に敬語入りのお淑やかな笑い方をするとは思えない。
パラレルワールドの自分にでも会ったのか…?
いや、あり得ないけど。
あり得ないけどね?
でも、今の状況で
「あの芽愛は偽物で、本物と入れ替わってます」
とか言われても信じちゃいそうな感じで…
耳の奥の方で、先程の謎の声の主の抗議の声が聞こえた。
そんな話をしていると、宇羽がさりげなく近付いて、耳元で囁いた。
囁かれた時に手を握られていたことを思い出し、
私は恐るおそる声をかける。
耳が赤い気がするのは…まあ、私の気のせいだよね。
煽り合ってる仲なのに、付き合える訳無いし。
減棒とは、御給料が減らされる事。
私はもう何も言わないことにして、耳を傾けた。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。