今日は土曜日。目を開けると白い壁。
二度寝をしようとまた目を閉じて寝ようとする。だがまてと冷静になりまた目を開けバッ!っと体を起こして周りを見渡す。
私の部屋じゃない…真っ白で何も無い。お母さんが片付けた??
嫌なわけないない!あんだけある推しグッズ一晩で片付けられる訳ないもん!って事はここは……どこ??
だとしたら出口は〜…?……ない。
見た所出口らしきものは無いし窓も無い。
いや隠し扉的なやつがあるかもしれない!脱出ゲーム見たいな!
そう思い少し興奮気味に立ち上がった。っと思ったら体制を崩し派手に後ろに倒れてしまった。そしたら頭になにか固いものがドンっ!っとぶつかり打ったところに痛みがはしる
当たったところを抑えながら悶絶する。でも不思議な事がある。なんでころんだのに打ったところ以外痛くないんだ??其の瞬間座ってた所が少し動いた。
その声に反応して下を見ると髪が黄色い『ペ』と言う文字が入ったパーカーを着た男性が小難しそうな顔をしながら寝ていた。
それから私はこの人が起きるまで待っている事にした。
起こすのはなんか気が引けるし。
って言ってもあれから20分…起きる気配がない。
……少しならいいよね?だってこのまま起きなかったら私ずっとここにいるはめだもんね!!
そう言いながら黄色い頭の男の人の背中を少し叩いた。
私のことに気がつくと男の人は飛び起き。私の顔を見ながら何も言わずピクリとも動かない。時が止まっているようだ。
え、何この人。まさか変人?
止まったと思ったら急に叫びだした。
わたしは咄嗟に耳を塞ぎ鼓膜が破れるのを回避した。
さすがこの世界の主人公。
それからかくかくしかじかで〜とか言ったら納得してくれた。
まぁそれはいいとして今最大の難問。それは……
この気まづい時間だ。
この人は見た時からわかる。この人陽キャだ…っと。大して私は見た時からわかる。この人陰キャだ……っと。……自分から言っておいてちょっと悲しい。
ぎこちない会話。まぁ初対面の人では当たり前だよね。
ぺいんと…うーん…なんか聞いたことあるようなないような…??
友達が言ってたような〜…ま、いっか。
突然呼ばれたのが驚いたのか変わった返事で答える。
ちょっと面白いと思った私は失礼なのか。
タメ口…やっぱ陽キャだったのか…
まぁいいや。さて私はこのドアを調べるか。覚悟しろよドアノブ!私のかわいいかわいい頭を傷つけやがって!!
中学で顔面土砂崩れと言われた女を舐めるんじゃないよ!?
ドアノブに手をかけいっせーのでっ!と掛け声と同時に回し引っ張る。
急に話しかけられびっくりしてドアノブを離してしまい勢いよく後ろに倒れてしまった。今日は後ろに倒れてばっかりだ。。
ぺいんとさんが指を指した方を見ると壁に白い紙が貼ってあった。
多分あれを取らないといけないのだが私じゃ見た通り取れるわけ無い。あれを取れるのはそうとう背の高い人じゃないと…
じと〜っとぺいんとさんを見つめる。
やっと気づいたのか少し焦りながら急いでジャンプしてとってくれ私に渡してくれた。
紙を見ると紙の下にもう1枚紙が張り付いており剥せるようになっていた。
それを緊張しながら2人で剥がす。
すると文字が書いてあった。えっとなになに?
『壁ドンしないと出られない部屋2人ともやる側やってね!』……ん??
それからかれこれ悩んで20分。。一向に出られない。
やっぱりこの紙に従うしかないのか。??
少し考えたあと覚悟を決めたのか元気いっぱいに返事してくれた。
『2人ともやる側やってね』って事は2回やるってことか。
今の状況はぺいんとさんが壁にもたれかかって立ち、わたしは3メートルぐらい離れた所から走る準備をしている。
だっ!!と走る。
ドンっ!!という音がなり私の手が壁につく感覚がした。
わかってた。うんわかってたよ。身長差がすごいもん。わかってた。
私の顔がぺいんとさんのお腹に埋もれる。これだと壁ドンと言うより抱きついたみたいだ。……まぁできたし!!
………できたし…
次は私がされる番。いざ壁ドンをされるとおもうと恥ずかしさが込み上げてくる。
ドンッ!!と私の顔の横から音が鳴る。
さっきよりぺいんとさんの顔が近くになりボワッ!と顔が一気に赤くなるのが自分でもわかる。
ぺいんとさんって普通に顔整ってるし!!しょうがないよ!!
うわぁ〜!!っとぺいんとさんは頭を抱える。
するとドアがガチャッという音が鳴った。ドアが開いたようだ。
私は恥ずかしさで死にそうになりながら小走りでドアの方へいき
ガチャリと扉開き外へと出てった。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。