私には小さい頃からの幼馴染がいる
私「おはよー!!親友共!!」
藍・有志「うわ、でた。親友共」
藍「あなたがそれ言う時だいたいいいことない」
有志「それな。要件はなんだ」
私「へへへ、理科のワーク写さして!!」
有志「だってよ藍」
藍「なんで俺なんだよ、有志出せよ〜」
とか言いつつちゃんとバックをゴソゴソし始める藍
それを見てにやける私と有志
このふたりが私は大好きだ
多分友達として
👧🏻「らんくーーん!!ゆうじくーーん!!」
👩🏻「おはよーー❤❤❤」
この2人はとってもモテる
今日も私は無視
高校に入ってから藍と有志の人気は凄まじく、
この2人と特に仲良い私は9割の女子から嫌われている
けれど2人もそのことを知っているので
藍「あなた、教室まで送ってく」
私「ありがと、」
有志「…じゃあ、あの子達は俺に任せて」
いつも守ってくれる
藍「お前彼氏でも作れば??」
私「なんで?笑」
藍「そしたら守ってもらえるやん?」
私「私なんかと付き合ったらその人がいじめられちゃうよ笑」
藍「けどあなたに彼氏できたら俺悲しいわ」
ポンポン
藍「じゃな!」
最近藍はすごく優しくなった
キーンコーンカーンコーン
有志「おおお、まじセーフ」
私「お疲れ様笑」
有志「藍にちゃんと送って貰えた?」
私「うん笑」
有志とはありがたいことに隣の席
周りの女子からの目がすごいけど笑
有志「どうした?」
私「藍がさ、最近すごい優しいの」
有志「え?笑」
私「うん、なんか優しいの」
有志「そんなん、前からやん」
私「そうなんだけどー」
頭ポンポンしてくれたり、腕掴んで引っ張ってくれたり、私を廊下の内側にしてくれたり
藍はさりげなくやってるけど私は知っている
有志「へぇ、笑 まぁいんじゃない意地悪じゃなければ」
私「うん笑」
ーーーーーーーーーーーーーー
私「らんーーこれワーク」
藍「おう、間に合った?」
私「うん笑」
「最後のページ落書きしといた!」
藍「は?お前、笑」
「あなた本当絵下手くそだな笑」
私「え?上手いでしょ??有志上手いっていってくれ
そう言いながら藍の目を見ようとしたら
ち、近い。
前までこれって普通だったっけ、
わかんない
藍の顔は残り10センチ位の距離
私は自分の顔が赤くなり始めてることに気づいた
私「あ!!次移動だったんだ!!有志どこかなー!!!じゃあね!!」
ダッ
皆移動していて、教室には有志しかいなかった
有志「どしたお前、顔真っ赤」
私「有志、」
ばっ
私は有志とさっきの藍の距離に近づいた
有志「え?なに?笑」
私「あれ、有志だとドキドキしない。」
有志「なんっ、お前失礼な!!」
なんでだろ。
グイッ
すると有志は私の腕を引っ張った
有志の胸に私がすっぽりと収まる
私「ちょ、有志!?」
有志「うるせえ、からかった罰」
バッ
私「バカじゃないの?//」
有志「あ、照れたね笑」
私「照れてないっ!」
有志「たしかに藍はかっこいいけど」
「俺のことも意識してよね。俺だって
男なんだから笑」
そういい私の荷物を持って
有志「遅れるぞ!!」
走っていった
私の大好きな幼馴染達は
一体どうしてしまったんでしょうか??!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。