ないこside
瑞希が指差す方向には、紅蓮が横たわっていた。
宿敵を殺したからと言って、喜べる状況ではなかった。
なんか瑞希の口調がやわらかく…というか、女性的になっている。
さっきまで散々荒ぶっていた反動だろうか。
あの二人にもそのことについて言及されてたし、気にしていない風でも何も考えていないわけではないのだろう。
気づけばまろも、Irregular Dice のディーラーに切り替えていた。
話?話ってなんだろう。
俺が無理しただろとか、そういう説教?
瑞希は何かを察したみたいだった。
りうら、いむ、初兎が元気有り余ってるように見えるけど、瑞希も同じみたいだった。
すべてが終われば答えを出す、そう言ったのは俺だ。
昔と同じ無邪気な笑顔。
客には爽やかイケメンで売り出しているまろには、
少しいじわるだったかも…ね?
でもいいよね、俺はまろがいないと精神的に病んで生きていられなかっただろうし。
まろも俺がいないと生活できていなかっただろうから。
これからも、そうやって生きていくんだから。























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。