🔞あり
If side
意外にも、あっさり返事を返してくれたので、今まで溜めてきた理由がよくわからない。
なるほど、つまり俺は試されていたわけか。
大きめのダブルベッドにないこを押し倒す。
それでいいから、言ってるんだ。
それでいい、ないこのその、何かに突っ走る姿勢。
俺には真似できないから。
「まろは本当に堅実で、俺のない部分を持ってて」なんて、ないこはよく言うけど。
踏み出せずに、安全圏を狙っていく俺にとっては憧れだ。
あの日、ないことここに来れたのも、ないこのおかげだし。
結局、夕凪がはぐらかしたから、誰一人親のことはわからなかったけど。
夕凪も紅蓮も殺してしまったし、
聞き出すつもりもなかった。
聞き出したくても口を開かなかっただろう。
だけど、良かったと思う。
聞き出せなかったのなら、それで踏ん切りつくから。
そう思えるのは、ないこのおかげ。
そして、どちらからともなく顔を近づけて、
唇を重ね合わせる。
唇を離すと視界に入る、
まっすぐ俺を見つめるピンクゴールドの瞳。
あぁ、やっぱりこいつ、元々こういう雰囲気なのか。
芯のある性格なのに、
ふらっとどっかに消えてしまいそうな瞳。
それでいて、めっちゃ変な奴で。
頭も良くて。
最強、って感じの人なのに。
不意打ちに驚いた顔をした彼に、更に追い打ちをかける。
が、そこでこちらの主導権が奪われた。
仕返しにしては倍以上のことしやがったぞ、こいつ。
You drive me crazy...♡












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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。