第28話

12.院内学級
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2022/11/06 08:00 更新



僕
入院…か
僕の入院生活が始まった。

本当は学校に行きたいのに、入院することになった。

入院生活は暇で暇で仕方がない。

入院する機関が長いから、僕は院内学級というところに通うことになった。病院の中にある学校…と言った所かな

もちろん、楽しいよ。楽しいんだけど……

何かが足りない。






おともだち
来たよ〜!


そうだ、病院に友達がいないからだ。

友達のお陰で、僕は笑える。

友達が居なかったらこんなに笑えなかったと思う。


おともだち
具合はどう?
僕
それなんだけど…

僕
明後日、手術するんだ
おともだち
え?手術?
僕
うん、手術が終わったら退院できるかもしれないんだって
おともだち
え?そうなの?
友達は嬉しそうにもう一度聞き返した。
僕
うん、そうだよ
おともだち
やったぁ!
おともだち
……あ、面会の時間もう終わっちゃうみたい
僕
そっか…
おともだち
また明日来るよ!絶対!
僕
うん、ありがとう





僕
手術…無事に終わればいいな






あっという間に手術の日。

僕は昨日もらった折り鶴を撫でると、麻酔薬を飲んだ。ちなみに麻酔薬は透明な液体で、苦かった。
あの苦さは今でも覚えている。




手術室に入るとすぐ、僕の意識は途切れた。














みんなが教室で笑っている。

楽しそう…僕も混ざりたいな





…あれ?


友達は、1人で本を読んでいる。

他の人と話でもすれば良いのに……




でも…なんか嬉しいな

僕を本当に友達だと思ってくれているような気がして。




おともだち
ぜんこぱす…今頃手術してるかな
おともだち
……頑張ってね、ぜんこぱす


独り言だろう。

でも、僕には丸聞こえだ。










僕
………
僕
あれ?ここは……
病院のベットだ。

どうやら無事に手術は終わったらしい。
僕
よかった…
僕はほっと一安心。





僕
……
僕はまた、折り鶴を撫でた。

ちょっと不恰好だけど、頑張って折ったのが伝わってくる。

おともだち
ぜんこぱす…これ……
僕
…折り鶴?
おともだち
うん、頑張って折ったんだ
僕
凄い…上手だよ!
おともだち
ちょっと所々不格好だけどね…
僕
ありがとう…!
おともだち
手術、頑張ってね!
僕
うん!




僕
……
あの時の会話が蘇る。






僕
そうだ…!






おともだち
……ぜんこぱすっ!
僕
…まりょ?
おともだち
手術…成功した?
僕
うん、お陰様で

僕
…これ
おともだち
え?これって…
僕はまりょに折り紙を渡した。
おともだち
…チューリップだ
もちろん、立体のね
おともだち
折り紙…折れるの?その身体で
僕
折り紙くらい折れるよ……
おともだち
僕…学校でもずっと心配だったんだ
僕
あ…やっぱり心配してくれてたんだ
おともだち
え?知ってたの?
僕
……僕にはお見通しだよ
手術の間に夢?で見てしまったのは黙っておこう…















それから、僕達の絆はさらに深まった。

僕達は今も、これからもずっと仲良しだ。



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