第12話

男子会
2
2024/08/16 04:28 更新
女子たちが女子会をしている一方で…
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
追い出された僕たちは何をしますか?
KING
KING
…ちなみになにか案はあるか?
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
なんにも。いきなり追い出されたものですから。
KING
KING
そうか…
男2人夜の「ネオ東京」の街を歩く。共にいきなり追い出された身であるためどうしようか悩みながらただ歩いていた。
KING
KING
じゃあ少しいいか?
しばらく歩くとKINGの足が止まる。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
はい?
KING
KING
あそこの裏路地行くぞ。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
え?まぁ、いいですけど
キングが指さした裏路地は明らか暗く何かが出そうだった。
並んで歩いていくとスっと晴翔にKINGが耳打ちをする。
KING
KING
つけられてる。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
!?、
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
なるほど、確かに。
気配をしっかり探るとぼんやりだがついてきている人影が感じ取れた。
ゆっくりと裏路地の奥へ行き、振り返る。














振り返ると誰もいない




KING
KING
おい紫耀、出てこい。趣味が悪いぞ。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
え、紫耀さんなんですか…?
紫耀
紫耀
さすがにバレたかー
横にたっていたビルの上からストンッと降りてきた。
紫耀
紫耀
よお、
KING
KING
あれでバレてないと思った方がおかしい。
紫耀
紫耀
まあ、わざと出てたしなぁ。
紫耀
紫耀
晴翔くんも元気そうで何より。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
あ、どうも。
KING
KING
んで用はなんだ?
紫耀
紫耀
えー、会うと毎回「用はなんだ」って、用がないとあったら行けないのかよー
紫耀がぷくっと顔をわざとらしく膨らませるとKINGが「はぁ〜、」と眉間をつまむ
KING
KING
あのなぁ、ついてきてる時点でなんか用あると思うだろ。それかあれか?ストーカーなのか?
紫耀
紫耀
ちげーよ!…まあ用があると言えばあるのか。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
紫耀
紫耀
2人とも暇みたいだし、「RPGの世界」で呑もうぜ♪
KING
KING
は?
3人の足元がいきなり光る。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
魔法陣!?
KING
KING
くそっ、こいつ!!
紫耀がニコッと笑う。
紫耀
紫耀
ℬℰ𝒮𝒪𝒥テレポーテーション
ふっと3人の姿が「ネオ東京」から消える。













気がつくとどこかの一室に飛ばされていた。
紫耀
紫耀
うん、上手くいった。
KING
KING
…ここはどこだ
紫耀
紫耀
うん?俺のダンジョンの一室、テレポーテーション用なんだよね。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
というか飲み行くってどこに?
紫耀
紫耀
いい質問だ。こっち着いてきな。
といい扉を開け少し廊下を歩く。とてもダンジョンとは思えないぐらい綺麗でまるで城の廊下を歩いているようだった。
ひとつの部屋の前で紫耀が足を止める
紫耀
紫耀
驚くなよ?
キィ…と扉を開けるとたくさんのご馳走やお酒が大きな机の上に並んでいた。
フェルジア・ローラン
フェルジア・ローラン
あ、いらしたのですね。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
わぁ、凄い。いっぱいのご飯ですね!
紫耀
紫耀
管理者スターは財力があるしな。せっかくお前らを迎えるんだから用意しないとな
KING
KING
なぜ俺らが来るのがわかった?
紫耀は席につこうとする体の動きを止める。
KING
KING
こんな食事いくらADこの世界だとしても一瞬で用意は出来ないはずだ。
紫耀
紫耀
…ふっ、あはは!
紫耀は思わず笑いだした。
紫耀
紫耀
そんな疑心暗鬼になるなよw
スキルだよ、スキル。
スキル「賢者」だぞ、これぐらいできるさ。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
す、凄いですね…
紫耀
紫耀
だろ?KINGも晴翔くんメンバーがいるから警戒するのもわかるけど俺がそんな人ではないのは知ってるだろ?
フェルジア・ローラン
フェルジア・ローラン
それは日頃の行いが…
紫耀
紫耀
ローラン?
フェルジア・ローラン
フェルジア・ローラン
すみません坊ちゃん
KING
KING
…はぁ…、まあ、そうだな。せっかくだ、頂こうかな
皆が席につき、ローランがグラスに水をいれる。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
ローランさんも座らないのですか?
フェルジア・ローラン
フェルジア・ローラン
お気持ちは嬉しいですが、秘書としての仕事がまだ残ってるので遠慮させていただきます。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
あ、そうですか…
KING
KING
フェルジア、労働環境に不満があったら何時でも相談乗るぞ。
フェルジア・ローラン
フェルジア・ローラン
ありがとうございます。
紫耀
紫耀
ちょっと待てよ!それじゃ、うちの労働環境が悪いみたいじゃないか!
KING
KING
そう言ってるんだが?
紫耀
紫耀
なんだよ!
そんなことをしているとローランが水を全てのグラスにつぎ終わる
フェルジア・ローラン
フェルジア・ローラン
それではごゆっくりお食事をお楽しみください。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
ありがとうございます。
フェルジア・ローラン
フェルジア・ローラン
何かありましたらそちらのベルを…
紫耀
紫耀
ローラン。
紫耀がローランに目寄せをする
フェルジア・ローラン
フェルジア・ローラン
…申し訳ございません。私は仕事が立て込んでおりますのであまり対応出来ないかもしれません。
KING
KING
…わかった。
フェルジア・ローラン
フェルジア・ローラン
では失礼します。
ローランが部屋を出てドアを閉めた瞬間、殺気の混じった空気が漂った。晴翔は冷や汗をかく。
紫耀
紫耀
…はぁ。そんな警戒するな。俺らだけで話さなきゃ行けないことがあるだけだ。
KING
KING
その内容に対してなんだがな。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
KINGさん、僕は大丈夫ですよ?
紫耀
紫耀
そうだぞー。メシマズになってしまうぜ。
KING
KING
晴翔、俺はこいつと付き合いが長いから分かるがこういう時はろくな事がない。
紫耀
紫耀
そう。"ろくな事がない・・・・・・・"な
KINGの手が止まり、しかめっ面になる。
紫耀
紫耀
実はな、運営の方がなにか企んでいるらしい。詳しいことは分からないし、我々に実害があるのか、それともゲーム内のサプライズかもはっきりしてない。
KING
KING
それは本当なのか?
紫耀
紫耀
うちの情報屋が仕入れて来たものだからな。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
運営が何かしているのはいつもじゃないですか?
紫耀
紫耀
まあ、そうだがなんか怪しいんだよな〜
KINGは深く考え込み、晴翔はゲームの設定画面から「お知らせ」をみる。
沈黙が少し続くと紫耀が手を大きく叩く。その衝撃波のような音は部屋中に広がる。
紫耀
紫耀
ま、考えたって仕方がねぇ。一応連絡してみただけだし。
紫耀
紫耀
とりあえず飲もうぜ!
紫耀はそれぞれの前にあるグラスを指でつつくとビールになった。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
わあ、凄い!
KING
KING
俺はその話が気になってしょうがないのだが…
紫耀
紫耀
お前が警戒するから初めに話したんだろうが。本当はゆっくり語らいながら最後あたりに話そうと思ってたのに
と紫耀はビールをとりひとくち飲む
KING
KING
…話すと言っても何を話すんだ。
紫耀
紫耀
晴翔くんは俺らの出会いの話聞いてないもんね。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
え、あ、はい。
紫耀
紫耀
気になるよね?
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
気になりますね…
紫耀
紫耀
よし!これに決まりだな。
KING
KING
お前ほんと誰にでもその話するよな。
紫耀
紫耀
1番盛り上がるしな!
KINGが横目に見ると晴翔が目の前のビールにオドオドしていた。
KING
KING
(あぁ、そっか晴翔はまだ未成年だからな。)
ちらっと紫耀を見る
紫耀
紫耀
あ、そっが晴翔くん未成年か。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
はい…すみません
紫耀
紫耀
何飲みたい?
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
ジンジャエールで。
紫耀
紫耀
グラスとって?
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
あ、お願いします
紫耀が立ち上がりグラスを手に取り手のひらに乗せる。もう片手をグラスの上に置き、魔力を込めると両手の手のひらに魔法陣が浮かび手のひらを離すとグラスが浮いた。中身もビールではなくジンジャエールへと変わっていった。
紫耀
紫耀
っと、はい。
水宮 晴翔(みずみや はると)
水宮 晴翔(みずみや はると)
ありがとうございます!
グラスを手に取りキラキラと輝く目をしている晴翔に机に肘を置く紫耀は語り始める。

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