助けを求めようとした瞬間
ダレかがやってきた
そうしたら木兎さんが謝って腕を離してくれた
良かった、離してくれて…
そうしたら木兎さんは子犬のように謝ってきた
こんなにも身長が大きいのに子犬に見えてきた…
っと助けてくれた男の人に微笑みお礼を言うと
「…お、おう…」っといい、ふいっと顔を背けた
なんで顔を背けるんですか~っと聞くと男の人は驚き
っと冗談混じりに聞いてみると
「るっせぇ…」っと小声で言われた
この人、まさか…?!っと思い背けた顔を掴み
表裏の瞳には真っ赤な顔が映っていた
自然と照れが移ることは無かった
顔を掴んでいると…というより両手で相手の顔を包み込み私の方に向き直らせていると
脇腹を持たれた
え???っと混乱していると後ろから声がした
っとけらけらと笑っているがもの凄く混乱している
私は今京治に脇腹を持たれて宙ぶらりん
そんなことよりも私重くないかな、って方が気になちゃうな~
そんな軽々と持たれるなんてダレも思わないでしょ~がぁ…
なんで離されたのか分からず変な解釈をすると「もうそれでいいよ」的な感じで流された
呆れられちゃったのかな~??
私は私なりに滅茶苦茶大真面目だったのにぃ…
京治ったらひどぉ~い
っというと京治は溜め息をこぼした
なんで溜め息こぼしてんの~?っと聞くと「そういうところ」と言われた
そういうところってどういうところだよ~…
てか距離感ってこれくらいが普通でしょ?
京治ともこれくらいが″普通″だったし…
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突っ立っている京治に急に横から抱き着くけど絶体に受け止めてくれるし
正面から抱き着くけどしっかりと受け止めてくれる
私が相談事があるときはすぐに気付いてくれる
京治は本当に優しいしみんなが惚れちゃうんだろうな~…












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!