梅雨ももう明けそうな
今日この頃。
霊夢がぎこちないので
紫さまを探しに行きまーす!!
朝早く起きて
巫女装束を着て、
石段を下ろうとすれば
嬉しいけど、
いまは好奇心が勝っちゃうんだよね
褒められるとかどうでも良くなっちゃった
足早に
神社を飛び出した。
確か最初の異変の地は無名の丘。
そこら辺に行けばいいのかな…
違う。
今は外界の人間が攻めてきてるらしいし
それにしては遠い
もっと近く。
結界のずっと近く。
でも博麗神社では見たことないな…
あ
…あ
この殺伐を
見せないために
私に見せないように
霊夢は頑張ってたのかぁ…
私の飛ぶ下には
赤い血のついた
ボロボロの大賢者さまが
結界を守るように
必死に立っていた
私が変に探らなきゃ
みんなの気遣いを壊すこともなかった
でもさ、
気づいちゃった。
気づいちゃったなら…
加勢しないのは
無いよね
まあでも
私もバカじゃない
バレないようにさりげなく
少し遠くに降り立つ
さて、
まずは周りの妖怪退治だ
俄然やる気が湧いてきちゃうなぁ
大幣から細かい弾幕を打つ。
紫さまにバレたら
もっと近づけなくなりそう
あかい、優しい弾幕が
気味が悪い妖怪どもを薙ぎ倒していく
思わず笑みが溢れてしまう程
気持ちがいい
八雲紫は、一瞬幻覚を見たのかと
目を瞬かせる。
ただ何回見つめ直しても
その弾幕は
あの子の目の色。
あの子の好きな綺麗な弾幕の色をしていた
博麗の巫女だから
仕方ないか。
八雲紫は
頭がぼうっとしていた















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。