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第1話

世界が変わる日
22
2021/02/05 14:17
“悪魔”
と誰しも一度は聞いたことがあるだろう。
架空の生物だと。宗教の話だと。
おとぎ話に過ぎない。
精神的な病気が理由だとか。

さぁ、それは本当だろうか。

実際、知らぬ間に日常の中で共存している。
誰も信じていない。信じられないだろう。
悪魔と言っても、誰にでも危害を加える訳ではない。
殆どが弱い。理由は幼く、生まれたばかりの奴らなためだ。
人間への害は不幸。直接殺すほどの力はない。

しかし弱い悪魔だけじゃない。
古代から存在する強い魂を持った悪魔。
様々な力を持った脅威が存在する。
普段なら書物や物に封印されているものだ。
世に現れることはない。

だが、この世界では例外があった。

ある日のこと。
脅威が解き放たれる。

?「……これはまずい事になった。」

ここでは全ての始まりを描く。
-----------------【もっと詳しく】-------------------------------
この世界にはの不義の具現化。“悪魔“が存在する。
悪魔は人に憑く。認めた生贄には力を与える。
そのように助けてくれる者もいれば、器として取り込む者もいる。
そんな脅威的な存在を管理する番人がいる。
悪魔は普段、書物に封印されている。が
しかし、数ある書物の一部が盗まれる。
裏切り者から“悪魔達“を取り戻すために戦う話。

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清々しい青空。
その下で平凡な日々を送っている。

今日も街へ出る。
毎日大きな図書館に行くのが日課だ。

大堤の人は、恋愛小説とかアクションとか読むのだろう。
僕はホラーとかオカルトとか古い話が好む。
その中でも悪魔が好きだ。
皆んなからは、気味が悪いとか。悪趣味だとか罵られるけど
平和ボケしている現世よりも昔の話を読んだり、
現実味のない、ありもしないような話の方が面白い。
悪魔とかは特に冷たい目で見られる。
誰もがバカにする中、密かに信じている。

最近テレビの番組で怪事件や変死体の話。
都市伝説などでの予言的中とか
実際に大きく取り上げられている話があったり
本当に存在しない、嘘なのか。
嘘と言い切れないのではないかとか。

実際に事は起きているんだ。
借りてた本を返して、また新しい本を借りる。
重たい鞄をぶら下げて街を歩く。

しばらく歩いているとチラシが落ちていた。
大きい街だからか、ゴミが多い。
そんな中、ふと目に止まった。

【何でも屋。なんでも手助けいたします。-××××-×××-××××-まで。(従業員募集中)】
何でも屋…。
胡散臭いな。と思った。
でもなぜか惹かれる。
書いてある案内マップを見ながら店を探した。

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「ここか…。?」

一見ただのこじんまりとしたお店だった。
【アンティークショップ】と書いてある。
間違ったか?疑いながら重い扉を開いた。

キィィ…カランカラン。と、ベルが鳴る。

「いらっしゃいませー。」
そこにはカウンターに新聞を読んでいる人がいた。
辺りを見渡すと、骨董品やら様々なものが置いてある。
少し不気味だ。沸々と、好奇心が沸く。
「あ、あの、このチラシ見て来たんですけど…」
店員(?)「あー…それなら奥の部屋だよ。びっくりしないでね。」
「ありがとうございます。」

と奥の部屋を勧められ、向かう。
暗がりに一つ扉があった。
ドアノブに手をかけたー・・

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続く

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