第20話

第2章 第17話 後戻りは、出来ない.
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2026/01/07 12:00 更新



【 あなた side 】





  あれから、石神村にいること数ヶ月.


  千空の手伝いにも積極的に行いつつ、


  龍水やフランソワとの接触を避けて


  生活をしていた.


  だが、最近悩みの影響で頭を抱える


  ことが多くなってきたと実感する.


  やはり、恐れているのだろう.


  “ 自分が七海財閥の人間 “だと


  他の人間に知られることに.


  また、悩み事は他にも多々あった.


あなた
どうしようかな…







  秋風がふわりと、私を包み込む.


  草が生い茂る大地に、寝転がり


  どこまでも果てしない空を見上げる.


  先ほどの分厚い雲が透け


  青色模様の空が現れた.


  目を瞑り、草が頬をくすぐる.





















あさぎりゲン
あなたの偽名ちゃん、日向ぼっこ?
楽しそ〜 ♪ 俺も混ぜてよ(笑




あなた
んぁ、ゲンじゃん…いいよ



  彼は私の横に、ゴロンと寝転がった.


  彼の特徴的な触覚がサラサラと揺れるのが見える.


  今日はいつもよりも風が吹く日のようだ.


  この沈黙を最初に破ったのは


  メンタリストの彼、ゲンだった.


  彼は私に、優しく包み込むように問いかけを投げた.





あさぎりゲン
あなたの偽名ちゃん、最近悩んでることとかない?
あなた
……



  まさか、こんなにすぐ気づかれるだなんて.


  メンタリストとはこんなにも鋭いものなのか.


  私の心は葛藤状態だった.


  悩みの種のことを話してみようか、それとも否か.


  そう考えていた矢先______.



あさぎりゲン
もしかして、噂のことだったりする?
あなた
…!!



  私が驚いた顔で、横にいる彼の顔を見ると


  彼は、「図星だね、ジーマーで ♪ 」と述べた.


  バレてしまった以上仕方ないと思い、


  私は彼に数ヶ月間の悩みの種であった


  科学王国に広まっている医師の噂について


  悩みを打ち明け始めた.


  七海財閥の件については、” 当たり前 “だが


  黙秘することにした.






あさぎりゲン
そっか、そうだったのね…
あなた
まぁ、噂を流されること自体初めてじゃないし。
こういうのは慣れて______.



  「こういうのは慣れている」


  と言おうとした途端、彼は急に


  起き上がり、私の顔を真剣に見つめて言った.



あさぎりゲン
あなたの偽名ちゃん、” 自分でも気づいてない “でしょ
あなた
…な、なんのこと?
気づいてないって…(苦笑



  一瞬、彼の言うことがわからなかった.


  自分でも気づいていないモノ.ソレがなにか.


  だが、自分が彼の言葉に


  若干反抗的になった時、ようやく気づく事ができた.


あさぎりゲン
苦笑   ソ レ のこと
あなた
ぇ…あ、……
あさぎりゲン
ここ数ヶ月間、ずっと苦しそうに笑ってるよね?
しかも、初めて会った時より明らかに痩せ細ってる…
あさぎりゲン
目の下にも、濃い隈ができてる。なにか、噂よりも
ジーマーでバイヤーな悩みがあるんじゃないの?



  その時の彼の目つきは、恐ろしいほどに


  鋭かった.まるで、圧倒させてその悩みを


  聞き出そうとしているような目つきだ.


  でも、私は” 七海財閥の件 こ の 悩 み    “を


  “ 絶対 “に教えるつもりはない.


  そう、心に今まで止めてきていたのだ.


  後戻りは、出来ない.




作者
まさかの展開、ここで第2章突入
おそらく次回はゲンsideからの
次次回はこの続きかな
作者
今回ちょっと微妙ですが、ご勘弁を






作者
話は変わりますが、この度
小説コンテストを実施します…!
作者
Dr.STONEとnjsj の作品が応募できる為、
書いている方々は是非応募してみてください!!
作者
それではまた次回

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