今回から本編に入ります。
俺の名前は田中直也(たなか なおや)。ごくごく普通の中学2年生だ。クラス内では…自分ではあまり言いたく無いけど3軍以下の俗に言う隠キャだ。それに加えてボッチ…に入るかもしれない。友達と呼べる存在はごく僅か。そんな俺は今学校へ向かっていた。
学校への足取りが思い…憂鬱だ…
クラスメートは皆それぞれのグループで仲良さそうに会話している。ただ、俺は…
はぁ、やっぱり家にいれば良かった…居心地が悪い…
と思っていたが、
霧野守(きりや まもる)。この学年1のイケメンは違った。
?!?!
俺が、あのイケメンと友達に…!?…いや。なれる訳がない。俺なんか釣り合わない。
朝の会が始まる。…ってか、まだ朝の会かよ。早く帰りたい。
…
まわりで俺の事を笑う声が聞こえる。
苦痛だ。帰りたい。
霧野の声で教室が静かになる。その後、朝の会は終わった。
そして、長い長い今日の授業が終わった。
友達が少ない俺は勿論帰宅する時は一人だ。
…いつもならば。
あれっ、俺なんかやっちゃった?やらかした?…最悪だ。よりによって学年1のイケメンに呼ばれるとは…なんかの罰ゲームか?
思わずカタコトになってしまった。
そういえば彼は言ってた気がする。
俺と仲良くしたいと。
一体何をやらされるんだ?
…?
え?
今気づけば、ここから始まっていた。
悪夢の予兆は。
…続く。

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。