第4話

自殺?
610
2021/05/15 10:25
(なまえ)
あなた
最後!次はね、屋上だよ!
零夜
零夜
屋上?ここの屋上って立ち入り禁止じゃなかったっけ…
(なまえ)
あなた
うん、そうなんだけど、学年の首席同伴なら入れるんだ〜
零夜
零夜
へぇ…
零夜
零夜
こっちの世界線ではそうなんだ…(ボソ
(なまえ)
あなた
?何か言った?
零夜
零夜
いや、何も言ってないよ
(なまえ)
あなた
さぁ、行くよ!
ガチャ
零夜
零夜
……!
零夜
零夜
すごい…!
(なまえ)
あなた
えへへ、そうでしょ?どうしてもこの夕日は見せておきたかったんだ〜!
零夜
零夜
綺麗だ…!
(なまえ)
あなた
ほら、こっちおいでよ!ちょっとぐらいなら登っても落ちたりしないし、こっちの方が綺麗に見えるよ!
零夜
零夜
あ、ちょっと、そんなに乗り出したら危ないよ!
(なまえ)
あなた
大丈夫だってw
私は思った。
きっとこういうのをフラグって呼ぶんだなと。







ズルッ
零夜
零夜
ッ!
(なまえ)
あなた
きゃぁぁっ
零夜
零夜
がしっ
(なまえ)
あなた
零…夜く…
零夜
零夜
だから危ないと言っただろう!
零夜
零夜
君はどうしてこの世界線でもそうなんだ!
(なまえ)
あなた
ごめっ…なさっ
零夜
零夜
引き上げるよ、
零夜
零夜
それっ
(なまえ)
あなた
ありがとう…それと、ごめんなさい…
零夜
零夜
全く、あぶないことはしないでおくれ!
(なまえ)
あなた
っ…ごめっ…な…さい
(なまえ)
あなた
。゜(´∩ω∩`)゜。
零夜
零夜
な、泣かないで、これじゃあ僕が泣かせたみたいじゃないか、、
(なまえ)
あなた
ぅぅ…
零夜
零夜
僕だって、君に怪我をして欲しくないんだ、
零夜
零夜
君が、、、、、
その後の言葉はどうしてだか言葉にならなかった。
簡単な二文字なのに、いつも伝えられないままでいた言葉だった。
零夜
零夜
ッ…
(なまえ)
あなた
ごめんなさいっ、ごめんなさっ
零夜
零夜
(つ・ω・(-ω-*)ダキッ
零夜
零夜
お願いだから、もう泣かないで、
(なまえ)
あなた
れいやく、
零夜
零夜
僕の方こそごめんね、きつく言い過ぎたよ
(なまえ)
あなた
っ、これ以上涙腺刺激しないでよ〜〜〜〜〜〜っ
零夜
零夜
え、そんなこと言われたって、、
君の涙はどこまでも澄んでいて
夕焼けに溶けていくようだった。
そして同時に、君を守っていかないと行けないという使命感も感じた。
今度こそ、この世界線では。

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