第6話

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2025/04/02 02:05 更新
ミョンホさん…ミョンホと電話をした日の夜が明け、新しい朝がやってきた。
目を覚まし、枕元のスマホを見る。
するとメッセージが届いていた。
<トークルーム>
ミョンホ
ヌナ、おはようございます。
ミョンホ
今日もお仕事ですか?
あなた
ミョンホおはよう!
あなた
今日もお仕事だよ〜
数秒すると既読が付き返信が帰ってきた。
ミョンホ
そうなんですね、無理しすぎないように頑張ってください!
あなた
ありがとう😭
あなた
ミョンホも今日学校あるよね?
あなた
fighting!
ミョンホ
ありがとうございます!
ミョンホヤ…
朝からエールの言葉をもらってとても元気が出た。
ありがとう…
あなた
よし、今日も頑張るぞ!!!
そう私は気合を入れて仕事に向かった。
あなた
お会計合計で𓏸𓏸𓏸𓏸ウォンになります。
レジ打ちの仕事。
前は色々手間取ってしまって上手くいかないことが多かったけど、
最近はテキパキできるようになってきた。
………
あなた
…お客様?
先輩
…ねぇ店員さん、俺と抜け出さない?
あなた
…はい?
このお客様、なんだか様子がおかしい。
少しの恐怖を感じて後ずさりする。
だ か ら、仕事抜け出しちゃおうよ
あなた
で、ですが今は勤務中なので…
仕事中に抜け出すなんてなんてことを…
そしてなんで私?
頭が混乱する。
お客様は私のネームプレートに目を落とし、また私の顔を見てにやりと微笑んだ。
あなたさん、ね?
あなた
っ!
私の名前を呼ぶその声に気持ち悪さが混じっていて寒気がした。

あなた
申し訳ございませんがっ
あなた
!!!
お客様が私の手首を掴んで引き寄せる。
勢いが強かったのでカウンターとお腹が勢いよくぶつかる。
距離が一瞬にして縮まる。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
スングァン
ッヌナ!?
!?
あなた
グァニ!!!
驚いて固まるアルバイトのスングァン。
今からシフトが入っているのだろう。
あなた
た、たすけて、!
必死に助けを求める。
スングァン
ヌ、ヌナを離せ!!!通報しますよ!!!
なっ!
さすがに警察には敵わないと悟ったお客様は、商品も持たずに走っていった。
あなた
グァニ…
安心で目に涙が溜まる。
スングァン
ヌナ、!大丈夫ですか!?
あなた
こわかった…
動悸が収まらない。
スングァン
ヌナ、震えてる。深呼吸して
グァニが背中をさすってくれる。
あなた
ひぃーふぅー…
それをすると不思議と動悸が収まってきた。
あなた
…もう大丈夫。スングァン、助けてくれてありがとう。
スングァン
どういたしまして。ヌナが無事でよかった。
優しいなぁ…
スングァン
ヌナ、今日はもう上がってください。さっきのことを伝えたら店長もいいって言ってくれますよ。
あなた
いや、でも…
スングァン
ほーら!今日は早めに休んでください!
スングァン
仕事は僕に任せて!
そうやって半ば強引にスタッフルームへ連れていかれた。
スングァン
今日は早く寝てくださいね!じゃあ、!
あなた
あ、待って!
スングァン
ん?
あなた
グァニ、バイトの後時間ある?その…お礼がしたくて
私を助けてくれたグァニ、物じゃ釣り合わないかもしれないけどどうにかしてお礼がしたかった。
スングァン
いいですけど…お礼って?
あなた
カフェ!カフェとかどうかな?
あなた
コーヒー好きでしょ?私美味しいところ知ってるから!
スングァン
わぁ…!コーヒー、楽しみにしてます!
喜んでくれそうでよかった。
もちろんそのカフェはシュアとミョンホがいるところ。
スングァン
じゃあ、楽しみにしてますね!
その後、集合時間や場所を決めてスングァンは仕事に戻って行った。

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