ミョンホさん…ミョンホと電話をした日の夜が明け、新しい朝がやってきた。
目を覚まし、枕元のスマホを見る。
するとメッセージが届いていた。
<トークルーム>
数秒すると既読が付き返信が帰ってきた。
ミョンホヤ…
朝からエールの言葉をもらってとても元気が出た。
ありがとう…
そう私は気合を入れて仕事に向かった。
レジ打ちの仕事。
前は色々手間取ってしまって上手くいかないことが多かったけど、
最近はテキパキできるようになってきた。
このお客様、なんだか様子がおかしい。
少しの恐怖を感じて後ずさりする。
仕事中に抜け出すなんてなんてことを…
そしてなんで私?
頭が混乱する。
お客様は私のネームプレートに目を落とし、また私の顔を見てにやりと微笑んだ。
私の名前を呼ぶその声に気持ち悪さが混じっていて寒気がした。
お客様が私の手首を掴んで引き寄せる。
勢いが強かったのでカウンターとお腹が勢いよくぶつかる。
距離が一瞬にして縮まる。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
驚いて固まるアルバイトのスングァン。
今からシフトが入っているのだろう。
必死に助けを求める。
さすがに警察には敵わないと悟ったお客様は、商品も持たずに走っていった。
安心で目に涙が溜まる。
動悸が収まらない。
グァニが背中をさすってくれる。
それをすると不思議と動悸が収まってきた。
優しいなぁ…
そうやって半ば強引にスタッフルームへ連れていかれた。
私を助けてくれたグァニ、物じゃ釣り合わないかもしれないけどどうにかしてお礼がしたかった。
喜んでくれそうでよかった。
もちろんそのカフェはシュアとミョンホがいるところ。
その後、集合時間や場所を決めてスングァンは仕事に戻って行った。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。