第5話

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2025/04/01 00:53 更新
あなた
あの、ほんとにいいんですか?
ミョンホ
大丈夫ですよ、僕は一人で帰れますから。
もう辺りは闇に包まれている。
こんな時間に高校生を一人で歩かせるのは危険じゃないかな…
このままここに引き止めておいても時間が経つばかり。
そこで私はいい案を思いついた。
あなた
あ、!じゃあ連絡先交換しません?
あなた
お家に着いたら連絡してください!
これなら安全確認ができていいだろう。
ミョンホ
はい、分かりました。
そうして私たちは連絡先を交換して別れた。
あなた
いたた…
これ多分アザできるな…
背中をさすりながらヒーヒー言っていると、スマホにミョンホさんと着信画面がうつしだされた。
あなた
え?電話?
ミョンホさんのことだからてっきりメッセージが来るのかと思った。
少し驚きながら応答ボタンを押す。
ミョンホ
もしもし?
あなた
あ、もしもし?
ミョンホ
…どうか?
あなた
あ、いや、てっきりメッセージが来るのかと思っててびっくりしただけです…
ミョンホ
あぁ、電話した方がヌナも安心できるかなと思って、
あなた
…ッ!?!?!?
ヌ、ナ!?!?!?!?!?
聞きなれない呼び名に頭が上手く機能しなくなる。
それに何その理由…かわいい…
ミョンホさん電話してくれてありがとう(泣)

ダメだ情緒が…
ミョンホ
あれ、もしもし?
あなた
え、あ
ミョンホさんの声で我に返る。
ミョンホ
…ヌナ壊れた?
あなた
ぬぬぬぬぬぬぬ、な…
ミョンホ
え?
あなた
い、いまヌナって…
なぜか声が震える。
ミョンホ
あれ?前から呼んでませんでしたっけ?
いや、私初めて聞いたよ?
前まであなたさん呼びだったし。
あなた
いや…初めて聞いたかも
ミョンホ
あ、そうでしたか?嫌だったらすみません。
あなた
ううん、全然嫌じゃないしそれに…
嬉しかったです…
そう言おうとして恥ずかしくなり口ごもる。
ミョンホ
それに…?
あなた
い、いや、あんまり人にヌナって呼ばれることがないから新鮮だなって…
セーーーーフ!!!!
心の中で大きく息を吐く。
それにしても動揺しすぎでしょ私。
壊れたロボットみたいだった…
ミョンホ
ヌナ
あなた
ッはい!!!
慣れない、慣れないよミョンホさんのヌナ呼びㅠㅠ
ミョンホ
あの、もしヌナがいいなら僕にタメ口で話してくれませんか?
あなた
…いいでs、いいよ!
ミョンホ
ㅋㅋㅋㅋㅋ
可愛らしいコロコロした笑い声が画面の向こう側からきこえる。
ミョンホ
ヌナ慣れてないㅋㅋㅋ
あなた
しょ、しょうがないでしょ!
年下に遊ばれている…
あなた
そういえば、なんて呼べばいいの?
ミョンホ
んー…なんでも大丈夫ですよ。
ミョンホ
よく呼ばれるのはシンプルにミョンホです。
でも中国では徐明浩という名前があるのでそっちでも呼ばれたり…
ミョンホさんは中国出身だそう。
あなた
んーー…?
どうしようか…
ミョンホ
そんな真剣に決めなくてもㅋㅋㅋ
あなた
…やっぱりシンプルにミョンホかな
あなた
なんかシュアがミョンホヤって呼んでるのに憧れちゃったㅎㅎ
いっつもシュアがミョンホヤ〜って呼んでるのを見てなぜだかいいなって思っていた。
これから呼べるのか…
自然と頬が緩む。
あなた
ミョンホヤ〜
ミョンホ
ん〜?
あなた
ううん、呼んでみたかっただけㅎㅎ
ミョンホ
ㅋㅋㅋ
ミョンホ
じゃあ、おやすみなさいヌナ
あなた
うん、おやすみ
あなた
よく寝るんだよ〜
ミョンホ
ヌナこそ〜
その後私たちは少しだけ雑談をして電話を終えた。
またやりたいな、楽しかった…
今の私は最高にご機嫌だ。

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