第10話

入学編2話
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2026/02/18 08:50 更新
ガチャ
(なまえ)
あなた
お待たせしました
無陀野無人
無陀野無人
着替えたか
壁に背を預けていた無陀野さんが目を向ける
無陀野無人
無陀野無人
それじゃあ、教室に向かうぞ
シャー
(なまえ)
あなた
相変わらず速い
遅れないように足を動かしていると、無陀野さんがこちらを見てきた
無陀野無人
無陀野無人
今日からここの生徒だと言ったが
無陀野無人
無陀野無人
あなたの名字のことは生徒たちにも話すつもりだ
(なまえ)
あなた
はい、無陀野さんのタイミングで伝えてもらって構いません
無陀野無人
無陀野無人
わかった
無陀野無人
無陀野無人
それから、担任は俺だ
(なまえ)
あなた
無陀野さん...ですか
無陀野無人
無陀野無人
あぁ
無陀野無人
無陀野無人
元の世界でどんな訓練をしてきたか知らないが
無陀野無人
無陀野無人
容赦はしない
(なまえ)
あなた
もちろんです
(なまえ)
あなた
壁は乗り越えるためにあるんですから
(なまえ)
あなた
どっからでもかかってこいです
少しドヤ顔気味で無陀野さんのほうを見る
無陀野無人
無陀野無人
...頼もしいな
無陀野さんがギュッと扉の前で止まった
無陀野無人
無陀野無人
ここが教室だ
無陀野無人
無陀野無人
中に他の生徒もいる
無陀野無人
無陀野無人
俺はもう一人の面接をしてくるから先に入っていろ
(なまえ)
あなた
わかりました
(なまえ)
あなた
今日からよろしくお願いします、無陀野先生
チラリとこちらを一瞥した先生はさっさと戻ってしまった
(なまえ)
あなた
...あれスピード落としてくれてたな、きっと
一瞬で消えていった影に思わず呟いてしまった
ガラッ
中にいた人たちの目がこちらに向く
(なまえ)
あなた
(少ないな)
(なまえ)
あなた
初めまして
(なまえ)
あなた
あなたの名字あなたの下の名前です
(なまえ)
あなた
お近付きの印にこれあげますね
言いながら全員の机の上に氷を置いていく
??
なんだこれ
(なまえ)
あなた
あ、やっぱりこっちじゃ誰も知らないのかな
(なまえ)
あなた
GANRIKI☆NEKOだよ
(なまえ)
あなた
昨日作りすぎちゃったからおすそわけ
??
変なネコだな
一人の女の子以外はちらりと見るだけで触れようとしない
すると、男の子が動く
??
...チッ、こんなん要らねぇよ
ガンッ!
(なまえ)
あなた
ありゃりゃ
??
あ゛、どうなってんだ
下を見るとヒビすら入っていない氷
(なまえ)
あなた
それで壊れるほど脆く作ってないよ
彼の近くに行き、落ちてしまった氷を机の上に戻す
(なまえ)
あなた
これからよろしくね
(なまえ)
あなた
...えーっと、名前は?
??
あ゛ぁ
こちらを睨みつける彼に今はダメだと感じる
(なまえ)
あなた
まあ、名前はまた今度でいいや
(なまえ)
あなた
とりあえず同級生としてよろしくね
勝手に握手をしてから、空いている席に座る
この時彼の顔が真っ赤になっていたことは誰も気づかなかった
​───────
...............
(なまえ)
あなた
.........
(なまえ)
あなた
(空気が重すぎる)
(なまえ)
あなた
(こんなに静かなことってあるの?)
(なまえ)
あなた
(雄英の初日と違いすぎる)
(なまえ)
あなた
......
(なまえ)
あなた
(話しかけるとしたら、端に座ってる大人しそうな女の子か本読んでる真面目そうな男の子だよね)
(なまえ)
あなた
...(無難に女の子と話すか)
静かな空間に耐えきれなくなったあなたが動き始める
(なまえ)
あなた
ねぇ、名前教えてよ
ニコニコしながら隣に座る
屏風ヶ浦帆稀
屏風ヶ浦帆稀
ヒッ、び、屏風ヶ浦帆稀です
(なまえ)
あなた
あ、急に話しかけてごめんね
(なまえ)
あなた
びっくりしたよね
屏風ヶ浦帆稀
屏風ヶ浦帆稀
と、とんでもないです
屏風ヶ浦帆稀
屏風ヶ浦帆稀
...す、すみません
(なまえ)
あなた
謝らなくていいよ!こっちにも非があるし
(なまえ)
あなた
私、キミと友だちになりたいんだ
屏風ヶ浦帆稀
屏風ヶ浦帆稀
わ、私なんかと友だちですか
(なまえ)
あなた
そう!
(なまえ)
あなた
帆稀ちゃんって呼んでいいかな
屏風ヶ浦帆稀
屏風ヶ浦帆稀
だ、大丈夫です
屏風ヶ浦帆稀
屏風ヶ浦帆稀
えっと...私はなんと呼べば
(なまえ)
あなた
あなたの下の名前でいいよ
屏風ヶ浦帆稀
屏風ヶ浦帆稀
は、はい
屏風ヶ浦帆稀
屏風ヶ浦帆稀
あなたの下の名前ちゃんですね
(なまえ)
あなた
敬語もとってほしいな
(なまえ)
あなた
せっかく同級生になれたんだから
屏風ヶ浦帆稀
屏風ヶ浦帆稀
う、うん
屏風ヶ浦帆稀
屏風ヶ浦帆稀
よろしくね、あなたの下の名前ちゃ
ドンッッ!
扉が壊れ、人が飛んできた
びっくりして会話が止まってしまう
??
いてて...あいつ泣かす...
倒れているのは一緒に来た男の子だった
(なまえ)
あなた
(あの子がここに居るってことは合格したのかな)
(なまえ)
あなた
(無陀野先生は難しいって言ってたけど)
(なまえ)
あなた
(どうやって認めさせたんだろう)
(なまえ)
あなた
(血が覚醒したばかりって言ってたから、戦闘には慣れてないだろうし)
そんなことをグルグルと考えている間に、マスクの人と喧嘩が始まりそうになる
無陀野無人
無陀野無人
おい
無陀野無人
無陀野無人
ここに遊びに来た訳じゃないよな?
(なまえ)
あなた
!!
(なまえ)
あなた
(入ってきたこと、声を聞くまで分からなかった)
(なまえ)
あなた
(この人の底が見えない)
あなたは驚きで無陀野先生を目で追うことしか出来ない
無陀野無人
無陀野無人
本来今日は学校説明と案内だが...別のことをやるか
??
何すんだ?
「別のこと」と聞き、あなたは並木度さんの言葉を思い出す
並木度馨
並木度馨
あなたの下の名前ちゃんの担任の先生と似てると思うよ
(なまえ)
あなた
(相澤先生のときは入学式に参加せず、個性把握テスト)
(なまえ)
あなた
(しかも除籍処分宣言までされたし、...嘘だったけど)
(なまえ)
あなた
(...流石にそこまで似てないよね)
無陀野無人
無陀野無人
お前ら鬼だろ?
無陀野無人
無陀野無人
じゃあ「鬼ごっこ」に決まってるだろ
??
え?遊ぶの?

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