第23話

最終章 その4 【生きたのは】
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2025/02/24 08:00 更新
紫月 音愛
ぅぅ…ううう…!
音無 静香
…もう貴方を助けてくれる人はいないよ。音愛ちゃん
音無 静香
……楽に殺してあげる。…だから、こっちにおいで…?
紫月 音愛
ッ…し、静香さん…!
紫月はゆっくりと、武器に手を伸ばした。
彼女の手には、拳銃が握られていた。
紫月 音愛
ぼ、僕は……あ、あなた…貴方を殺します…!
紫月 音愛
も、もう…!こ、これ以上罪を重ねて欲しくないんです…!だから…!
音無 静香
…へぇ。殺ってみなよ。……いや、殺りあおうよ
音無 静香
…どちらかの命が終わるまでさ!!
そう言い、音無は紫月に向かってナイフを振りかざした。
紫月 音愛
ッ…!
間一髪で交わし、そのまま音無に向かって撃ち
音無 静香
ッ…!あはっ、意外と運動神経いいんだね、音愛ちゃん!
音無 静香
ギフテッドを舐めてたなあ…
音無の右腕に銃弾が貫通する。

しかし、彼女は一瞬痛みに顔を歪めただけで狂気に満ちた笑顔で楽しんでいた。

そして、そのまま紫月の右膝にナイフを勢いよく突き刺す
紫月 音愛
ッ…!!ああああああ!!!?
紫月 音愛
ぅ…ぅぅ…!!
痛みで、紫月はナイフを落とし、右膝の血を止めようと必死になっていた。

真っ赤な鮮血が止まらない。
そして、紫月の後ろには音無が立っていた。
音無 静香
…ゲームセットだよ。音愛ちゃん
紫月 音愛
…う、ぅぅ……やだ死にたくな…
音無はその言葉を無視して、紫月の落とした拳銃を拾い上げた。

そして、それを紫月の心臓に狙いを定める。
音無 静香
…ばいばい、音愛ちゃん
ドンッ






飛び散る鮮血。悲鳴は聞こえず、そのまま小さな命は消えてしまった。





音無はそれを光の無い瞳で見下していたのだった。

そして、彼女は狂っていた。もう、仲間を想う気持ちは持っていない。





ギィ…

一筋の光が部屋に差し込む。

ドアが開いた。
鬮目 花蓮
鬮目 花蓮
おめでとう…。貴方が勝者よ
音無 静香
あはっ…やった…やった…!!生きた…生きれたんだ…!
彼女は心から笑っていた。
鬮目 花蓮
鬮目 花蓮
…さて、生きた貴方に選択肢を与えるわね
音無 静香
鬮目 花蓮
鬮目 花蓮
じゃあ1つ目───
次回、最終話。

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