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第10話

10話
10
2023/02/26 04:30
救護テントにいた先生から治療薬をもらい飲ませる
めちゃくちゃ苦そうな顔してるな…

…なんかこの顔見てると毒気が抜けて警戒しようと思っても出来ないな
ロム
ロム
なぁ…今更だけど良かったのか?
ゼル
ゼル
え?何が?
ロム
ロム
だってお前、この学園に入る為に来たんだろ?
ロム
ロム
あの人間を助けた事でだいぶ時間を食ってるんだぞ。だからこのままだと…
_今からポイントを回収しても入学できる可能性は低い

確かにその通りだ

でも
ゼル
ゼル
別に、落ちてもいいよ
ロム
ロム
いいよって…
ロムは呆れたように肩を竦めるとふと目を逸らした
ロム
ロム
なんか…聞こえないか?
ゼル
ゼル
そうかな?
何も聞こえないので疑問に思っていると
寝ていた黒髪の人がゆっくりと目を開ける
?
…ッ縺ゅl?
ゼル
ゼル
…起きたみたいだね
ロム
ロム
大丈夫かー?
?
…溘%縺薙?………縺ゥ縺凪ヲ?
ゼル
ゼル
落ち着いて、ここに君を襲った奴は居ないよ
ハッと気づいたように辺りを見回し彼は怯えている

言葉を聞く限りこちらの言葉は伝わりそうにないので何とかジェスチャーで伝える

傍から見ればさぞ間抜けな光景だろうな…
?
螟ァ荳亥、ォ縺ェ縺ョ?
ゼル
ゼル
うん
多分『大丈夫なの?』と言っているんだろう

とりあえず頷いて返してあげよう


彼はそれに安心したような顔をしたかと思うと、
焦ったように
?
…!縺ゅ>縺、縺瑚ソ代¥縺ォ縺?k!
いきなり走り出した
ゼル
ゼル
ちょ!?おい待て!
ロム
ロム
ゼル!?

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