今日は彼と付き合って2年が経った記念日だ
私は彼との思い出のケーキを片手に家に向かった
返事がない
時計の針は11時をさしている
最近忙しいと言っていたし
仕事中なのだろうか
サプライズで家に来たことを少し後悔していると
背中になにか押し付けられる感覚がした
気持ち悪い汗が背中をゆっくり落ちていく
この声は
私はゆっくりと腰にある銃に手を伸ばし勢いよく振り返った
その瞬間目の前にいるのは、他の誰でもない
君だった
イフリートくんは顔を歪めながら銃口を私の心臓に向けた
思わず銃を握っている手に力が入る
目が笑っていない乾いた笑みでこちらを見つめている彼に
これ以上言い訳は通用しないと嫌でもわかってしまう
少しでも時間を稼ぐために嘘を…
いや少し本音も混じっているけれど
淡々と話続ける
しばらくの沈黙が2人の間に流れる
それを引き裂くように話し始める彼は
とても苦しそうに笑っていた











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。