イフリートくんとはもう恋人として会うことはない
これから先もし出会ったとしても、そこではもうただの警察官とマフィアの一人にすぎないから
だからこそ…悲しくても潔く終わらせなきゃいけない
これでもう終わり
再び銃を握る手に力を込め、彼の心臓に銃口をむける
なんで本名を…
銃口越しにわずかに視線が揺れる
もしも嘘が…私には君は撃てないということがバレてしまったら
そんな癖、私でも知らないのに…どうして
もしも知ってるとしても家族か…ダリくらいしか
言葉を被せるように彼は言う
驚いた顔の私を見て彼は微笑した
彼は銃を持つ手の震えを止めるためか
大きく深呼吸をして私にまた銃口を定めた
次の瞬間、白く弾けた閃光と、鼓膜を打ち付ける大きな銃声が小さな部屋を埋め尽くした











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。