第11話

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2020/10/11 04:23 更新
烏養「ずっと気になってたことがあんだが、」


そう言われてインターハイ予選の前日に呼び出された。

なんの話かと思いながらきくと


烏養「去年ベストセッター賞を取ってたか?」


その言葉を聞いた瞬間に私は暗闇に落ちた気分になった。

いやいや、そりゃばれるよなぁ!

あははwえへへw


さ「はい。そうですけど…もうできませんよ」


そう言うとハッとした顔で私を見つめてきた。

まぁ噂広がるよね。

あの大会を機に、そしてあの大会の後のこと。

ほんとお兄ちゃんには迷惑かけた。


烏養「腕が悪いと言うのは本当なのか?」

さ「はい。肩より上には上がりません。両腕とも。
まぁリハビリを繰り返せばまたら動くみたいですけど、もう、いいかなって。
これ言ったら怒ると思うんですけど
こんな、力無い方が嬉しかったんですよね」

烏養「たしかに、大きすぎる故の力のプレッシャーやプライドはあるかもしれんが…」


あぁ、この人もそういうのか。

みんなそうだ。

話せばそうやってバレー界へ引き戻そうとする。

嫌なのに、怖いのに。


さ「すいません。私はもう行きます。個人的な意見としてはあまり、
月島に刺激しない方がいいと思います。























彼もまた、何か隠してると思うので。




















強大で、でも出せないそんなストッパーとともに。」


私はそう言って、家へと帰った。

昔話は嫌いだ。

だって…

何もかも終わってしまうそんな気分になるから

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