ここの世界の外はほんと黒。それ以外、星も月も、色も、なにもない。
リティはあやり方面で顔を上げ、目を合わそうとしている
あやりはゆっくり顔を動かして、じっくり周りを見ている
あやりの言葉を聞いて、らん子はなにか考えているのか、手を顎に当てて、少し下を向いた
よくよく考えてみるとそうだ、毎度リティは手を握って、光を出し、光が収まったらあの部屋にいる
少なくとも手を握って光が出てる時点で普通ではない。きっとこの場所も、また変わった、別の空間なのだろう
今回の子は攻撃もしてきていない、もしかしたら、帰してくれるかもしれない
さっきまで子供のように、ただ立っているだけでも体が動いていたのに、まるでスイッチが切れたように、ピタッと、髪も揺れなくなった
しばらく何も言わなかった
まさかの意外な言葉だった。やはり彼女は元々あたいたちを連れてくる気だったのか
リティは斜め下を向き、腕を後ろに組んで、さっきの元気な声とは逆に、静かな声で言った
もう一つは人に触れ、創った空間に連れ込める能力。
一つは、自分の空間を創れる能力。
その能力を使って人を呼んだんだけど...
呼んだ人全員帰りたいって言われちゃってさ
口をもごらせて言う、
今まで見てきた様子と一緒で、攻撃とか、不幸とか、そういう悪意はないみたいだ
若干疲れ気味で言った。片手を出し、、
またあの光が、手から出てきた。渦を巻いており、中心にはダイヤ型の形がある。周りには小さな丸い光が飛び散っている
て...───
軽めに謝罪し、その途端、渦を巻いている光がみるみる広がり、言葉まで包み込むぐらいの速度で広がっていった
あまりにも光が眩しく、手で目を覆ってしまうぐらいだった
目を開けてみると、快晴な空があった
覆っていた手もどかし、ゆっくり周りを見わたすと、あの公園の、青々しい、芝生と木もあった
皆元の世界に戻って安心したのと同時に、リティは何者だったのだろうと、疑問も出てきている
あたいとらんこ以外のみんなは、別の空間に連れてかれたのは初めてなため、みんな驚いている
いつもだったら、連れてかれたら戦う道は逃れられないため、仕方なく戦っていた
まっくんが深刻そうに言った
らんこがまた顎に手を当てうつむいた
ぴあこが閃いたように言う、
こうして、無事マーチィは謎の空間から脱出することが出来たのでした
~終わり~
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。