誰かに肩を叩かれる感触がして、意識が浮上した
気づいたら寝ちゃってたみたいだなぁ笑
ゆっくりと目を開ければ、目の前に誰か立っているのが分かった
むくっと体を起こしてよく見れば、それは………
昨日、コンピューターの処理をしながらそのまま寝落ちしたってことであってるよね?
ここ、大平さんの部屋では………?
辺りを見渡せば、大量のコンピューターの大群
よかった、あってる
なぜここにいるのか聞けば、いつまで待ってても食堂に来ないから呼びに来てくれたらしい
………ここの最年少って何者?笑
大平さん手の上で転がすとか、相当な度胸持ってんな
私はそんなことを考えながら、大平さんを揶揄って楽しんでる豆原さんと、結構焦ってる大平さんを横目にデスクの周りを片付けるのであった
ガチャッ
ものすごく眠そうな大平さんを横目に席に着けば、なかなか強烈な料理が私を出迎えてくれた
………んー………
なんか全体的に焦げてるような気がしなくもないけど、ま………気のせいってことにしとくか
與那城さんの時との違いに若干引きながらもフォークを手に取り、ウインナーを口に入れた
………うん、普通に美味しい
そのまま何を話すでもなく食事を進めていれば、目の前の席からそれはそれはもう強烈な視線を感じた
顔をあげれば………
まー、なんて綺麗な笑顔なんでしょう(?)
つい昨日までの人と、同一人物とは思えませんわ
てかさりげなく呼び捨てなの何?
無視するわけにもいかないのでそのまま挨拶を返せば、じーっと顔を見つめられた
私がため息をついてそう答えると、拓実さんは満足そうに微笑んだ
………それと同時に、両端がわっと騒がしくなる
なんで、こうなるんでしょうか………笑
そうだ
あれもこれも全部、拓実さんのせいにしよう
そうしよう笑






















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!