赤葦side
…
猿杙「…あなたさんを?」
梟谷「守り抜く」
猿杙「よしっ行くよ~」
あなたさんを守り抜く。
これはあなたさん推しの賢者たちというグループの合言葉である
定期的にLINEであなたさんの可愛かったところや惚れ直したところをみんなで報告しあっている
今日はLINEではなくて直接報告会を行うことにしたのだ
猿杙さんが谷地さんと話していたのもこのことだ
赤葦「会議はどこでやるんですか?」
猿杙「今日は青葉城西のとこ」
小見「もう声のトーン抑えなくていいか?」
猿杙「うん!大丈夫~」
コンコンッ
「誰ですか?」
猿杙「あなたさん推しの賢者で~す」
「…今回だけ有効の合言葉は」
猿杙「あなたさんに貢ぎたい」
「よしっ!どーぞ!」
ガチャ
赤葦「わぁ…」
合宿に参加してる人ほとんど来てるんじゃないか…?
マネージャーまでいるし…
黒尾「はーい。じゃあ今から定例会&報告会を始めまーす」
みんな「はーい」
黒尾「じゃあ…みんなに報告したいことがある人~」
報告したい人…すなわち自慢したい人ってことか…
スッ
黒尾「おっじゃあ~やっくん!」
夜久「みんな…これを見てくれ」
夜久さんが見せてくれたものはあなたさんが食べ物を口いっぱい頬張っている写真だった
みんな「かっわい…」
木葉「それだったら…」
木葉「これもよくね?」スッ
澤村「あなたさんが…」
清水「お菓子食べてる…」
赤葦「じゃあ俺からも。」
赤葦「数学教えてもらってるときにこっそり撮ったやつです」
黒尾「やっば…」
谷地「可愛いと綺麗を持ち合わせている…」
田中「なんと麗しいんだ…」
縁下「田中…麗しいとか使えたのか」
田中「ま、まぁな( 〃▽〃)」
縁下「いや、褒めてないから。」
月島「そういえばなんで日向とか…影山までいるんですか?LINEグループ入ってないですよね?」
澤村「あぁ~…今回は特別らしいぞ」
黒尾「本人の参加したさが伝わってきたからね~」
日向「うっす!!」
木兎「よくやったぞぉ~!流石俺の弟子!」
日向「師匠!!」
影山「…」スッ
月島「なんですか?王さm……」
月島「…無理」パタン
及川「メガネ君が倒れた…」
白布「影山…見せろ」
影山「…」スッ
白布「…女神」パタン
黒尾「し、白布までやられてる…」
赤葦「お、俺にも…」
スッ
えっ…?あなたさん…の上目遣い…
しかも薄着…夏だから仕方ないけど…
俺の赤葦くんが…
赤葦「…はぅあ」パタン
木兎「あ、あの赤葦が…」
及川「黒尾くん!」
黒尾「あぁ…影山…その写真は家に帰ってからグループLINEに送ること」
孤爪「招待しといたからあとで入って」
影山「分かりました」
黒尾「じ、じゃあ今日は解散!」
木兎「赤葦~?大丈夫か~」
赤葦「あなたさんの攻撃力…カンストしてる…」パタッ
木兎「あかあしぃぃぃぃ!!!」
木葉「おい。深夜だから大声出すなよ」
小見「あとそろそろおふざけはやめろよ~」
赤葦&木兎「うっす」
こうして俺たちの自慢大かi…んんっ報告会は終わったのだった
赤葦side終了
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。