第12話

7話「慣れ」
32
2024/10/30 10:57 更新


初の魔法少女としての役目を終えた後

混乱したまま先生の元へとみんなについて行った
霧海 紫陽 ムカイ シヨウ
霧海 紫陽 ムカイ シヨウ
先生!
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
皆さん、!!
小悪魔 うゐ コアクマ ウイ
小悪魔 うゐ コアクマ ウイ
今戻った
先生が安堵したような顔でこっちを見る
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
よかった……繋がらなかったから、どうなる事かと心配したのですが…
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
仲待 洸 ナカマチ ホノ
仲待 洸 ナカマチ ホノ
つかせんせー
仲待 洸 ナカマチ ホノ
仲待 洸 ナカマチ ホノ
今回のどういう事?
日暮 魅月 ヒグラシ ヒカリ
日暮 魅月 ヒグラシ ヒカリ
うんうん!急に来たモンスターも!トーカちゃんの魔法も!
如月 優愛 キサラギ ユア
如月 優愛 キサラギ ユア
それに……今日のモンスター、なんかいつもより強かったですよね…?
八雲 翠凛 ヤクモ スイリン
八雲 翠凛 ヤクモ スイリン
ええ、いつもより手こずったわ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
一体何が起こってるんですか…?
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
やっぱり不思議ですよね……
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
貴方達が闘っている間、ずっと調べたのですが詳しい事は分かりませんでした、
小悪魔 うゐ コアクマ ウイ
小悪魔 うゐ コアクマ ウイ
モンスターも、百咲もか
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
ええ、まぁ恐らくですが百咲さんのは一時的なバグでしょう
モンスターも、今までが都合の良かっただけで本来はいつ何時来るか分からないものですからね
仲待 洸 ナカマチ ホノ
仲待 洸 ナカマチ ホノ
まぁ、確かに…
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
えっ、じゃあ私の固有魔法はまだ分からないって事ですか…?
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
そうですね、まだ謎が多すぎます
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
そんな…
如月 優愛 キサラギ ユア
如月 優愛 キサラギ ユア
…あの、シリアスなところ申し訳ないのですが…
如月 優愛 キサラギ ユア
如月 優愛 キサラギ ユア
今はとりあえず百咲さんに解説とかした方がいいんじゃないですかね…その、魔法少女のシステム?というか、これがなんなのか
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
あっ、欲しいですっ
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
嗚呼、そうですね
思い出した様に言う、そこは割とどうでもいいのか
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
それでは百咲さん、初の魔法少女を終えて、何か質問は無いですか?
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
えっと…「エンド・ザ・アワー タイム」ってなんですか…?
他にも色々あるけど、それが1番の疑問
これで色々な事が起きた
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
やはりそこ気になりますよね
うんうんと頷きながら説明を始めた
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
それは簡単に言うと、魔法少女のみんなの魔法、ですかね
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
みんなの魔法…
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
これを言う事で、「全てが何事も無かったかのようになる」んです
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
え…
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
まぁ、聞こえはあまり良くないですが安直に言えばそうです
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
モンスターも消えたし、壊れた街も元通りになって怯えていた人々も淡々としている、何事も無かったかのように
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
この言葉には、皆さんの想いが込められている
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
想い…?
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
それに、この世界から魔法という存在を隠す為のしゅだんでもあります
あぁ……まぁ1番はそこだろうな

1人で頭の中で解決した
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
ふふ、そのうち慣れるので大丈夫ですよ
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
とにかく説明はこれでいいでしょう、後は皆さんに聞いてください
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
私はまた作業に戻るので
皆さんはモンスター討伐で時間が余った分、今日は特別好きにしてください
日暮 魅月 ヒグラシ ヒカリ
日暮 魅月 ヒグラシ ヒカリ
やったぁぁぁぁ!!
安曇先生 アズミセンセイ
安曇先生 アズミセンセイ
あ、外出は禁止ですよ?できないですけど
日暮 魅月 ヒグラシ ヒカリ
日暮 魅月 ヒグラシ ヒカリ
うへぇ…
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
余った自由時間
私は学園の中庭でボーッと花を見つめていた




初めての魔法少女を終えてみたものの、やっぱり謎が多すぎる、よく分からない
「慣れ」か……
やっぱり魔法なんて説明つかないものだし、結局は慣れた方が一番早いのかも
日暮さんとかのここにいるみんなだって、慣れただけで、本当は謎だらけで不思議でいっぱいなのかもしれないし
…やっぱりまだ分かんないなぁ……




百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
……
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
まだ落ち着きませんか…?
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
あっ…先輩
迷伊先輩がそっと声をかけてきた


百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
どうしたんですか…?
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
私、もしかして私先輩になんかの迷惑かけちゃいました…?
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
あっ、いえ、そういうのじゃなくて💦
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
えっと…
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
まだ言ってなかったなって…
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
あの、あの時助けてくれてありがとうございました
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
え?あぁ、
そういえば

魔法少女として戦っていた時、突然迷伊先輩が動けなくなってしまい私が先輩の手を引いて敵から避難してたんだった
そのお礼の為にわざわざ探しに来てくれたのか
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
すみませんでした…
桃花ちゃんはまだ初めての任務だし、魔法少女にすらなれていなかったのに…
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
いえいえ、そんな、!大丈夫ですよ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
あの時は異常事態ですよ、だからお互い様です
自分が言える出来る限りの言葉で先輩に声をかけた
そういえば、なんであの時先輩動けなくなっちゃったんだろ…怖がってた感じだったけど
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
…あの、私実は、おっ…おっきい音が苦手なんです…
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
怖い笑い声とか…何人かの人に見つめられるのもちょっとだめで…
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
え…?
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
えっと…その、私前にいじめられてましてですね……


迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
思い出すんです、そういうの
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
それで思い出すと…その、まっ…まともに、動けなくて…
フラッシュバックして…吐く、とか、なっちゃって…

そうこわごわと話す迷伊先輩の袖は、震えていた
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
良くないですよね…大きい音や怖い声も、闘ってるんだから当たり前の事だから、いい加減に慣れないとなのに…
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
克服しようと私なりに頑張ってはいるんですけど…まだ中々良くならなくて…
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
本当にごめんなさい、
私先輩だし、魔法少女だし、みんなを護らないといけないのに……
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
先輩!
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
!?
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
あっごめんなさい…
(結構おっきい声出しちゃった…)
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
あの、分かってるとは思いますけど、ここに先輩をいじめるような人は居ないと思います…
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
だからなんだよって話なんですけど…安心してほしくて、その…
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
あのっ、あの…
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
先輩は…先輩とか魔法少女の前に、迷伊ナナっていう1人の人間です
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
、!
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
過去も、今も、どう在ろうがそれだけは変わらない
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
貴方も私と同じ、1人の女の子なんですよ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
だから…なんていうか…無理はしないで、ください…
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
どうしよう、最後の最後で誰でも声掛けれるような薄っぺら言い方になっちゃった
伝わってるといいんだけど…!!
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
……中学の頃、
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
、!
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
同じ中学の同級生何人かから鮫歯が原因でいじめられてたんです、
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
鮫、歯…
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
はい、
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
周りから「怪物」とかもよく言われて……


鮫歯……
…そうだったんだ
全然知らなかった(
というか気づいてなかった

普段の癖でいつも下向いてばっかだし目合わせるの苦手だからろくに人の顔なんて見ないし意識すらした事無かったから全然分かんなかった
いやそれはそれで失礼だな(
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
それで結構…殴られたりとかして…
おでこに包帯してるのも、その時の傷なんです、机の角に何度もぶつけられて…
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
包帯…してたんですか…?
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
あっ、知らなかったですか!?ですよね、!前髪とかで隠してたので…すみません💦
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
いえ、
(なんで謝ったんだろ)
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
とにかくそれとで、この手もそうなんです、
そう言って袖で隠れた手を私に見せた
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
…、!
そこには、形の歪んだ右薬指と左小指があった
見るだけでも痛々しい傷、包帯の中も、きっとこんな感じだ
きっと、自分が想像するよりも何倍も残酷で、そして何倍も苦しい学校生活だったのだろう
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
酷いですよね、嫌なもの見せてすみません…
とにかく傷見た感じのいじめです、見せた方が早いかなって……
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
大丈夫ですよ、むしろ知れて嬉しかったです
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
えっ?
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
アッ
(しまったつい口滑ってキモイ事言っちゃった!!)
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
いやッそういうのじゃなくて!💦知れて良かった的な…?教えてくれた事が嬉しかったみたいな…!?
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
、ふふっ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
…?
迷伊先輩が微笑んだ
その顔は、ごく普通の愛らしい女の子の笑顔だった
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
(…まぁ、嫌がってないならいっか)
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
あの、
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
え、?
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
その内、きっと慣れますよ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
でも…もう3年もやってるんですよ?大分マシにはなりましたけど、
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
マシにはなってきているなら効果は出てますよ、ゆっくりなだけだと思います、
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
それでいいと思います
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
桃花ちゃん、
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
私もまだこの生活慣れてないし同じです
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
せめて私相手は先輩とか気遣わなくて結構です、
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
だから…

痛まないように、そっと優しく、迷伊先輩の手と自分の手を重ねる
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
一緒に、頑張りましょう、迷伊さん
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
、!
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
ナナでいいです、桃花ちゃん
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
ナナさん、えへ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
迷伊 奈々 マヨイ ナナ
へへ、













まだこの生活は慣れない
魔法もよく分からないし、モンスターも怖い


でも、
きっと大丈夫
そんな気がした












???
???
……
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
百咲 桃花 モモサキ トウカ
何……?
主
長めですすみません💦🙇‍♀️
主
ナナちゃんのお話深くふれられましたぁ…!
多分今後他の子も同じように触れられると思いますので少々お待ちを!!

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