……おかゆの背中……暖かい
それにしっぽで落ちないよう
にしてくれて……嬉しい
そう言いながらおかゆの背中に張り付いていると
気づけば楽屋前に着いていた
本当に心配症だなぁ……
私は楽屋の扉をノックする
よかった千速だ
おかゆと同じ顔……
……泣きそうな声
みんな泣いちゃうかな
千速の手暖かいw
ご飯を食べる気になれないからな
千速は私の腕を優しく引っ張る
中に入ればリオナがこちらを見て固まる
リオナは人見知りだけど今は私と向き合ってくれる
にこは私を見るなりすぐ目を背ける
少し悲しい
帰りたくない……ずっとみんなと話したい
もっと……仲良くなりたかった
会いたい……話したい……みんなと近くにいたい
そんないじりをしてもあなたが
私を止める理由は知ってる
……優しくされたら泣いちゃうのに
千速の車は相変わらず居心地が良かった
私も寂しい
したかった……
千速と行ってないところに行ってみたかった
ダメだ……疲れて眠くなってきた
かなり痛い……
私はそう言いまぶたを閉じる
二度と起きないなんて言わないでよ
そういい私はあなた先輩の可愛い頭を撫でた
信号が赤になったことを
いいことに私はあなた先輩の手を触る


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!