グラウンド一帯がしんと静まりかえる
辛すぎるカード
俺は笹ヶ峰を見つめる
あいつ
ボックスの中身全部好きな人とかに変えやがったのか?!
友達は俺の目を見る
いや、見つめられても
俺は急いでスマホを取り出し、誰かに電話をかける
今日は土曜日
あいつは休みなはず
湊は戸惑いながらもビデオ通話にしてくれたみたいだ
俺は友達に向けてスマホの画面を見せる
友達は依然こちらを見つめるだけ
瞬間
クソ、もう立ち上がりやがった
こいつが例の脅迫馬鹿女か
俺は精一杯の声で叫ぶ
お互いの気持ちがぶつかる
他の生徒は静かに見守る
友達は笹ヶ峰をみる
即答だった
そして、俺はもう一度、心の底から呼ぶ
友達は走り出す
向かったのは
肩で息を吸う
友達はマイクを近づけて
そして、安心したように言った
友達は右手をあげる
そこには
ビデオ通話が行われているスマホがあった
俺は担任にスマホの持ち込みで説教を受けていた
まあ、元々校則違反だし最初は気が乗らなかったけど
でも、友達のためなら俺は校則を破ってでも守ってやりたい
そう思ってたけど
さすがに叱られるのはきついなぁ
突然のことにパニックになる
見逃すって、え???
中学校中退ってあるんだ
俺は少しばかりの達成感と申し訳なさが頭をぐるぐると回る
俺は一通り話を終え、職員室を出る
そして、俺は音楽準備室へ向かう
中には笹ヶ峰
俺は少し蔑みの意を込めながら
腹立つ
が、
今回はこの人に助けられた
俺は深く礼をする
その後は少し雑談をして次の授業へ移った
continue to next time

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。