とてもワクワクする。未知の領域に足を踏み入れる…って感じで楽しいやん!
それに、ショピ兄と2人なら怖くない!
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カツカツ
コンクリートの階段を下るブーツの音だけが響いている。少し不気味かもしれんわ。
辿り着いた場所の鉄製のドアを開けると…
急所目掛けていきなり飛んできたナイフ。急に現れた白衣の人々。
ほぼ全員ナイフやら銃やらの武器を持っているが、研究員如きに負けるわけがない!
ちゃちゃっと敵を始末する。いや、ほんまに楽勝やわ。雑魚乙。
茶色い皮の表紙の日記らしきものを開く。
◯月X日
ついに、被検体No、315が事切れた。
あいつは、水、炎、風の異能力が使えるようにしていたのに。
丈夫な子供を今度Ω国で開かれる闇オークションで買ってくるか。
△月◯日
この前のオークションで買った奴らは弱すぎだ。
毒耐性が全くない。困った。
きっと、後1週間くらいで全員逝ってしまうだろう。
嗚呼、被検体No、202とNo、203が恋しい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。