(jn side)
いや…
意味がわからない
僕は今から君を殺す
なのに僕に感謝?
考えれば考えるほど
わからなくなってくる
そう聞くと
その子は戸惑ったあと
ゆっくりと頷いた
少し困ったような反応を見せたあと
消え入りそうな声で話し始めた
声がだんだん震えてく
そう彼は目に涙をためながら
僕に笑顔を向けた
_「この化け物が!!」
僕は彼を強く抱きしめた
彼の驚いた声がキッチンに響く
彼を離すと
青ざめた顔をしていた
_またあの生活に戻るの…?
_終わると思ったのに
その顔から読み取るに
こう思ってるだろうな、と推測できた
「幸せになれるかなって」
さっきの笑顔を見て僕は思った、
この子を守りたい、って。
𝐧𝐞𝐱𝐭 …













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!