第3話

記録弐
10
2025/10/16 10:44 更新
朝からため息が出る…
今年もこの季節が来てしまった
『神無月』神が皆出雲大社に行き話し合いをする
燈向
………別に神様だけなら
神葉の兄で箱茉宮に祀られている
千筥ちはこさんだけでいいよなぁ
と思っている
神葉は速めに戻ってくるとは言っていたものの
どうしても不安や暇を感じてしまう…
なんなら孤魄こはくも出雲に行っているため
本当に暇をもて余している
燈向
なんでこんなに…
ぐちぐち文句を呟く
正直言って神葉がいなくとも
神葉のくれたペンダントの結界があるため
妖による害はないが
まぁなんと言うか…うん寂しい
今月は話し相手が少ないから本を多めに買おうと
買い物メモに記した
部活をサボりあぁ麻綾ちゃんに怒られるなぁと
思っていると私がいつも通っている本屋に着き
私がよく買うジャンルの本棚の前に立つ
基本的に買うのは妖の出る噺ばかりだ
元々は情報収集のために買っていたが
今ではすっかりこのジャンルの虜になってしまった
個人的にためになるのは古事記だ
古事記の神話は面白いが
一度天照大御神に会った時イメージと違いすぎて
引いた記憶がある…
少々多めに買った本をカゴに入れ
家に向かうため自転車を漕ぎ始める

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