上機嫌でシャワーを浴びる俺。
さっきの夕食時に、阿部ちゃんのご飯に例の薬を入れた。
もちろんバレてはいない。
阿部ちゃんが先にお風呂に入り、出てきた時は何ともなかった様子。
つまり症状が出るとしたら...
俺が上がった時...!
さてさてそれでは、にゃんにゃんな阿部ちゃんをお迎えしましょうかねー♪
鼻歌交じりで、リビングに向かった。
.....ん?え?
待って待って待って...
え、俺薬入れたよね?
瓶空になるまで入れたよね?
入れた、うん絶対入れた。
なんで、なんともないの......?
いつも通りの様子でスマホのクイズアプリでクイズ解いてる...
ほんと、いつも通り......
んんんんんんん?????????
おかしいにゃー?どこで間違えたのかにゃ?
あれやべ、あまりの衝撃で俺が猫語喋ってた。
いやほんと、どうしよう...
なんて思っている間に...
いつも通り同じベッドで眠る...
待て待て待て...!
え、マジでこのまま寝るの?
マジで?
大事だからもっかい言うわ。
マジで?
阿部ちゃんは息が荒くなることも、顔が火照ることもない。
もしかして...薬への耐性強いお方......?
えー?!嘘でしょー?!
薬飲ませた意味〜...(泣)
そんなこんなで、俺の彼氏への逆転劇は失敗に終わった......
バタン...
いつの間にか眠ってしまっていたようで、扉の音で目が覚める。
横目で確認すると、隣で眠っていたはずの阿部ちゃんの姿がない。
トイレかな...?なんて思って、眠い目を擦り、寝ようと目を閉じた。
が...
微かに聞こえた阿部ちゃんの声に、完全に目が覚める。
聞き間違いだろうかと耳を澄ませるが、これは確実に阿部ちゃんの声だ。
阿部ちゃんの...
少し色っぽい声......
俺は体を起こし、部屋を出た。
廊下を見渡すと、脱衣所の電気がついている。
足音を立てないように、そっと近づく。
近づくたびに阿部ちゃんの声ははっきりと聞こえてきて、
同時に、モーターのような音も聞こえてくる。
脱衣所の扉を少し開け、中を覗く。
そこでは...
阿部ちゃんが下半身を露にし、いつも俺に挿れているオモチャを自身のに挿れ、
さっきお風呂の時に脱いだ俺の上着を抱きしめていた。
息は荒く、顔も真っ赤でとろけている...
これは、もしかしなくても...薬の効果...!
効くのに時間がかかったのか、あるいは阿部ちゃんが必死に隠していたのか...
だとしたら天才役者だな...さすがだわ俺の彼氏。
絶頂を迎え高くなる声を、上着で抑えて必死に隠す。
潤んだ瞳、火照った身体、震える声...
その姿に我慢出来なくなり、俺は扉を開けた。
俺は薬のことが悟られないように、あくまで彼氏の初めての姿に興奮しているという風に話しかけた。
ここまできて、興奮を隠せるはずはない。
俺は未だ動いているオモチャを抜いて...
全て抜けるギリギリのところで、勢いよく奥へと戻した。
その瞬間、ビクッと身体中を揺らして、大きく反る。
阿部ちゃんの手を、俺の股間に当てる。
ここまで見ていた俺のはほぼ限界に等しく、いつもとは比べ物にならないほどの大きさだと思う。
それに気づいた阿部ちゃんは、一瞬眉をひそめたが、
すぐに自分で俺のを指でなぞり始めた。
上手く体を動かせない阿部ちゃんをお姫様抱っこして、寝室に向かった。
そこからは、とにかく可愛いニャンコな亮平。
ビクビクと震え続ける身体を抱きしめて、キスをする。
それから俺たちは、昼間に仕事があるのにも関わらず、日が昇るまで愛し合った。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。