グクside
朝の空港は何だか凄く混んでいた
早く帰国したい気持ちを抑えて
身体検査や荷物検査を受ける
何も異常なしとなれば便が来るのを待つだけ
社長は今日、急遽お休みを取ってくれて
俺をお見送りしてくれるらしい
本来なら後1時間後には仕事開始のはずなのに
今はスーツすら着ていない
そう話していた時
突然とスマホに電話が掛かってきた
掛けた人を見れば案の定父親
出るか出ないか凄く悩んだ
最後に別れの挨拶でもしておけば?
なんて言われたが面倒なことになりそうで
通話拒否のボタンを押した
そして機内モードにする
そう言われていつになく軽い足取りで
飛行機の方へ向かった
意外にもその飛行機を使う人は少なく
この時間帯を選んでくれたんだと実感する
そう言い、別れの挨拶をして
また会うことを約束し飛行機に乗ろうとすると
後ろから社長が最後にと言ってきた
ハッとして社長にお辞儀をして
飛行機へと走った















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。