そういうことで私たちは会議室にやってきた。
ここは万一のため、防音性の壁で作られた部屋だ。
重要な話し合いがある場合は、ここを使うことが多い。
なるほど、それは酷い話だ。
満面の笑顔でそんなことを言う葵に若干引いてる私がいる。
…にしても、これはまあまあ上級の仕事じゃないか?随分と手間がかかりそうだが…。それでも私たちに任されるのはおそらく、最年少で最高の位、準一級を持つ彼がいるからだろう。一応私たちも二級は持っているが、ヤツには二人がかりで勝てるかどうか、といったところだろう。ちなみに級、というのは殺し屋としてどれくらいの実力があるのかを示す指標、といったものだ。五級から一級の順へと強くなっていく。噂によると一級の上にも級があるらしいのだが、…私は見たことがない。
葵が私に耳うちする。
大いに賛成する。
彼がにやりと笑う。
さすが幼馴染。私たちのことをよく分かっている。
そうだ、この子意外と脳筋だった。
このままだと情報を得ていないまま全員殺してしまいそうだな…。
なんだかんだあって当日。
私たちは配達員に成りすまして潜入するという計画を立てた。
目的地の場所は薄暗い廃ビルで、今にも崩れ落ちてしまいそうな場所だ。
よくこんなところに集まれるよな…。なんて思いつつ、音が鳴るかもわからないインターホンを押す。
ピンポーン
ドガッと大きな音がして扉が蹴破られる。葵…これ鉄だよ?しかもこれじゃあせっかくの作戦の意味がないじゃん!横を見ると翔も呆れた顔をしている。
とはいえ…ひぃ、ふぅ、みぃ、まあせいぜい30人、といったところか。意外と少ないな。
あの二人流石だな、次々と敵が倒れていく…。
二人を見ることに気を取られていると、ふと、背後に気配を察知する。
おっといけない。私もまじめにやらなきゃ。
おー挟み撃ちか。いいじゃん。でも全然甘い!
かがんで避けると、案の定彼らはお互いの銃弾に貫かれる。
だってただのガキじゃないもーん。
いや、早すぎだろ。化け物か。
…となると、情報を聞き出すのは気絶しているあいつでいいかな。
見たところあいつがリーダーっぽいし。
葵が私に駆け寄る。相変わらずの心配性だな…。
葵の言葉でハッとする。
私としたことが、こんな安い挑発に乗ってしまうとは。
彼は意識を取り戻した男に向かって歩み寄ってにっこりと笑う。
うわー始まった。
あいつこの役割が一番好きだもんな…。
おびえる男を別室へと連れて行く彼の背中を見送る。
第二話終わりー!
相変わらず語彙力がごみですみません、、
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。