第16話

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2019/09/21 22:23

一方、高月の、舎弟たちに、襲われた光一。
傷だらけだ。
さくら
光一!大丈夫?
光一は、さくらちゃんを、背後にして、
光一
お前らさくらにへんなまねせんかったやろうな
目力で、彼らを睨み付ける。
スーツの男
だーれが、こんな女
スーツの男2
相手にするわけないじゃーん
光一
こんな女言うな
スーツの男
へぇ、さてはおまえ、この女が、好きなんだな?
光一
あぁ、好きや。だから、ここへきたんや!なんか、文句あるか?
さくら
えっ?
聞き間違いかと、さくらは思った。
光一は、自分でも信じられない発言を、したことに、気付き、耳が赤くなった。
が、気にしない。さくらを、守るためなら・・・・・
さくら
光一!!
思わず、さくらは光一に抱きついた。
さくら
あほ!こんな怪我して・・・・
光一
さくら、おれ、かっこ良かったか?
さくら
・・・・・
光一
さくらのことが、心配で心配で・・・・
さくら
・・・・・あほやわ、ほんまに・・・
光一
・・・さっき言うたこと嘘やないで?
さくら
・・・・・うん
光一、さくら
・・・・・
ふたりは、しばらく抱き合ってる。
スーツの男たちは、イライラしている
光一
なぁ、呼んでくれたんやろ?
“あれ”。
さくら
うん、呼んだで?
何を呼んだのか・・・
スーツの男
ふん、こんなところで抱き合い上がって!ただでは、すませないぞ!
というか、見ていただけなのに・・・・
スーツの男2
二人揃ってあの世に・・・
↑もはや、犯罪でしょ?
光一、さくら
いくで!
ふたりは、
パパパパパパン!
突然、爆竹が鳴り出した!
スーツの男
な、なにごとや!
スーツの男たちは、パニクっている。
弱くねぇか?
すると、
ウー、ピーポーピーポー
↑どうやら、呼んだという、“あれ”が、到着したらしい。
警察1
警察だ!観念しろ!
スーツの男
な、なんだよ!離せよ!
警察1
署で、たっぷり話を聞かせてもらうよ
スーツの男
俺たちは、なにも悪くない!高月って人に頼まれて~
スーツの男2
そうだよ!捕まえるなら、高月を?(すでに呼びすて)
警察1
君たちは、犯罪に手を貸したんだ。罰は受けなさい。
その高月って人の居場所も、教えなさい
そんな会話が聞こえていた。
今頃剛は、明菜ちゃんを助けているはず・・・・
どこや!明菜ちゃん!
思わず、叫んでいた。
明菜
剛さん・・・
!?高月の事務所?
なぜだかわからんけど、そんな気がした。
・・・・・ここや・・・・
事務所の中では
高月
そう、わたしは、君を襲った男・・・
明菜
!?
高月
君はまだ、中1の女の子・・・・。
こんなに、綺麗で可愛くなるなんてね。
あれから10年は、経っている。
高月は、固まって動かない明菜ちゃんに近づき・・・
キスをしようとしたが・・・・・


ピーンポーン
呼び鈴の音がした。
そのあとも、
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
↑ならしすぎやないか?
と、何度も音がして・・・
ドンドンと、ドアを叩く音
高月
誰だ?
開けろや!高月!
高月
あいつ・・・
明菜
剛さん!!
彼女は、隙をみて、高月からすり抜けた。
ドアを開けようとして・・・・
高月
ハハハハハハハハハハ。お前は、不法侵入で、訴えられるだろう。
いや、訴えてやる。
大人気グループのKinKi Kidsのひとりが、俺に暴力を、奮った・・・ってね
こいつアホやないか?俺、なんもしてへんのに・・・
ガチャガチャドアノブを、回すけれど開かない・・・
当たり前か・・・
くそー、開かへん・・・
当たり前か・・・・
こ、こうなったら・・・
明菜
も、もういい加減にしてください!あなたこそ、今度はちゃんと訴えますよ!
高月
君に出来るのかな?
また、襲おうとした、高月を
明菜
出来ます!
その辺のもので、今度は殴る明菜ちゃん。
高月
くっ・・・よくも・・・
明菜
剛さん!
高月
まて!
高月は、明菜ちゃんの手を強く握る
明菜
離して!わたし、あなたのことなんか、好きじゃないから!!
高月
お前は俺のものだ。あいつは、不法侵入で、必ず訴えられるだろう。君は、永遠に、俺から離れられない
(回想)
バレエ、うまいやん。
そうや!これで、敵が来ても、回し蹴りで、やっつけれるな!
あっ!気ぃ悪くした?
女の子・・・やもんな・・・

すまんな
明菜は、剛のあの言葉を思い出していた。
明菜
きを、悪くなんてしません
高月
さぁ、こっちへおいで?
ドン!
高月
!?
なんだ!この力は・・・
高月は、思ってもいない力に、突き飛ばされた
明菜
訴えられるのは、あなたの方です。
バレエと、ダンスで鍛えた足ですもの。
それに、この足は・・・
明菜ちゃん!
いつの間にか、ドアが開き、
剛が、入ってきた瞬間、明菜ちゃんは、回し蹴りで高月を、やっつけようとしていて・・・
明菜
危険を抜けるために使わなきゃね!
見事な蹴りが、高月を、直撃・・・・

彼は、気絶した。
・・・・・
剛は、驚きすぎて固まってしまっていた。
明菜
剛さん!
あ、明菜ちゃん・・・大丈夫か?ケガとかしてへんか?
明菜
怖かった・・・・です。
明菜は、初めて剛に、抱きついた。
明菜
これは、剛さんのお陰なんです。
えっ?俺の?なんでや?
明菜
初めて会ったとき、言ってくれたでしょ?きっと、回し蹴りが、役に立つって。
あー、あれかぁ~。
バレエで、そんなことするわけないのにな。
明菜
ちょっとだけ、武術を、習ったことがあったので・・・・、それが、役に立ちました。
・・じゃあ、バレエやないやん
明菜
剛さんが、言ってくれたから、役に立てました。
・・・・ほんまやな。
それに、こいつ、意外と弱かったんやな。
明菜ちゃんの助けて信号、ビビっときたで?
だから、すぐにこれた。

高月は、先ほどのひと蹴りでのびたまま動かない・・・
おあいこやな?
明菜
はい
ここの二人も、抱き合った。
事件?は、どうやら、解決したみたいだ。

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