一方、高月の、舎弟たちに、襲われた光一。
傷だらけだ。
光一は、さくらちゃんを、背後にして、
目力で、彼らを睨み付ける。
聞き間違いかと、さくらは思った。
光一は、自分でも信じられない発言を、したことに、気付き、耳が赤くなった。
が、気にしない。さくらを、守るためなら・・・・・
思わず、さくらは光一に抱きついた。
ふたりは、しばらく抱き合ってる。
スーツの男たちは、イライラしている
何を呼んだのか・・・
というか、見ていただけなのに・・・・
↑もはや、犯罪でしょ?
ふたりは、
パパパパパパン!
突然、爆竹が鳴り出した!
スーツの男たちは、パニクっている。
弱くねぇか?
すると、
ウー、ピーポーピーポー
↑どうやら、呼んだという、“あれ”が、到着したらしい。
そんな会話が聞こえていた。
今頃剛は、明菜ちゃんを助けているはず・・・・
思わず、叫んでいた。
なぜだかわからんけど、そんな気がした。
事務所の中では
あれから10年は、経っている。
高月は、固まって動かない明菜ちゃんに近づき・・・
キスをしようとしたが・・・・・
ピーンポーン
呼び鈴の音がした。
そのあとも、
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
↑ならしすぎやないか?
と、何度も音がして・・・
ドンドンと、ドアを叩く音
彼女は、隙をみて、高月からすり抜けた。
ドアを開けようとして・・・・
ガチャガチャドアノブを、回すけれど開かない・・・
当たり前か・・・
当たり前か・・・・
こ、こうなったら・・・
また、襲おうとした、高月を
その辺のもので、今度は殴る明菜ちゃん。
高月は、明菜ちゃんの手を強く握る
(回想)
明菜は、剛のあの言葉を思い出していた。
ドン!
高月は、思ってもいない力に、突き飛ばされた
いつの間にか、ドアが開き、
剛が、入ってきた瞬間、明菜ちゃんは、回し蹴りで高月を、やっつけようとしていて・・・
見事な蹴りが、高月を、直撃・・・・
彼は、気絶した。
剛は、驚きすぎて固まってしまっていた。
明菜は、初めて剛に、抱きついた。
だから、すぐにこれた。
高月は、先ほどのひと蹴りでのびたまま動かない・・・
ここの二人も、抱き合った。
事件?は、どうやら、解決したみたいだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!