蝋野は自分の取り巻きを盾にしている
なんで彼奴があの扱いで
私がヴィラン扱いなのか意味がわからない
デリもいるけど
彼奴はただの…ただの取引相手。
結局大したコマにはなんなかったし
なんの感慨もない…
多分
八方に
レーザーを撃ち放す
さっきよりも威力が戻ってきた
やっぱりお札には何かがある…
レーザーは次々に手下たちを薙ぎ倒していく
もちろん
それはデリも例外ではないだろう
復讐相手へと私は向き直る
そういうと
彼女は眉を吊り上げてこうも反論してくる
わたしの話にまともに答えずに攻撃してくる
鉾で攻撃してくるならこっちにもやれることはある!
この金属は
お姉ちゃんの大切な武器。
普通の炎では絶対にとけない
彼女のもつ鉾を碇に引っ掛けて
ぐいっと回すと
からりと外れる
赤い濁流が流れ込んでくる
こんなの異端だ
ちがう
弾幕ごっこじゃない
そもそもごっこじゃない?
まあいいや
私は柄杓を取り出した
考えが浅すぎて笑えてくる。
何が先祖代々の力だ
技を出した瞬間
彼女はニヤリと笑った
その濁流は
私の体を縛り付ける
抜けようにも霊力もない
抜けられない
体には久しぶりに激痛を感じる
こんなの聖様振り
彼女はスペルカードをもう一つ展開し
手も足も出ない私を痛ぶって
快楽にも似た表情を見せた
聖様は魔法を使っておられた…
此奴は何をもって船幽霊を縛り付けている?
彼女はその口角を上げた顔をこちらに向けて
饒舌に語り始める
その様はまるで勝者のよう
その高笑いにふつふつと怒りが込み上げる















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!