第60話

#52
145
2026/03/14 06:00 更新
(なまえ)
あなた
 そんなことは如何だっていいんだよ! 
 答えろよ! 
蝋野は自分の取り巻きを盾にしている

蝋野 朱美
蝋野 朱美
 あの化け物を倒して!
 せめて体力だけでも削ってきなさい! 
なんで彼奴があの扱いで

私がヴィラン扱いなのか意味がわからない
 分かりました! 
フィデリティ
フィデリティ
 分かりました 

デリもいるけど
彼奴はただの…ただの取引相手。
結局大したコマにはなんなかったし


なんの感慨もない…
多分
(なまえ)
あなた
水符「堰堤水門穿ち」
八方に
レーザーを撃ち放す


さっきよりも威力が戻ってきた

やっぱりお札には何かがある…
レーザーは次々に手下たちを薙ぎ倒していく



もちろん
それはデリも例外ではないだろう



復讐相手へと私は向き直る 
(なまえ)
あなた
 殺した理由も教えてくれないし 
 何?悲劇のヒロインな訳?
そういうと
彼女は眉を吊り上げてこうも反論してくる
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 ヒロインはアンタでしょ!?
 妖怪の癖に身内殺されたくらいで被害者顔!おまけに 
 私の身内まで散々殺して!
(なまえ)
あなた
 アンタの…蝋野の連中を殺したのはお前の情報を引き摺り出すためだよ! 
 お前がさっさと出てこれば出なかった無駄な損失でしょ!?
蝋野 朱美
蝋野 朱美
炎符「朱蝋の鉾」
わたしの話にまともに答えずに攻撃してくる



鉾で攻撃してくるならこっちにもやれることはある!
(なまえ)
あなた
「断罪の沈錨」
この金属は
お姉ちゃんの大切な武器。


普通の炎では絶対にとけない



彼女のもつ鉾を碇に引っ掛けて
ぐいっと回すと


からりと外れる
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 馬鹿力…   
蝋野 朱美
蝋野 朱美
蝋符「真っ赤な蝋の濁流」
(なまえ)
あなた
 

赤い濁流が流れ込んでくる



こんなの異端だ
ちがう


弾幕ごっこじゃない



そもそもごっこじゃない?
まあいいや
私は柄杓を取り出した
(なまえ)
あなた
 馬鹿にしてる? 
 もしくはお前が馬鹿? 


考えが浅すぎて笑えてくる。
何が先祖代々の力だ
(なまえ)
あなた
 水難ならなんでも良いんだよ! 
(なまえ)
あなた
渦中「赤黒い血の池地獄」

技を出した瞬間
彼女はニヤリと笑った


(なまえ)
あなた
 あ゛っ゛
その濁流は
私の体を縛り付ける


抜けようにも霊力もない
抜けられない





体には久しぶりに激痛を感じる

こんなの聖様振り
蝋野 朱美
蝋野 朱美
呪符「蝋に堕ちた五芒星」

彼女はスペルカードをもう一つ展開し
手も足も出ない私を痛ぶって

快楽にも似た表情を見せた


聖様は魔法を使っておられた…


此奴は何をもって船幽霊を縛り付けている?


彼女はその口角を上げた顔をこちらに向けて

饒舌に語り始める
その様はまるで勝者のよう
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 あらあらー?誰が馬鹿だっけ?その馬鹿に括り付けられてるのはどんな能無しだっけ? 
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 アンタも大概だし
 アンタの家族も馬鹿ばっか 
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 バケモノは馬鹿が多いのかしら 

その高笑いにふつふつと怒りが込み上げる

(なまえ)
あなた
 誰が馬鹿だよ…   
(なまえ)
あなた
 私の家族を馬鹿にするな!
 私の家族を侮辱するな!  
(なまえ)
あなた
 一部を見ただけで全容を解った気になっているお前の方こそ馬鹿だよ! 
一ノ瀬 アオイ
一ノ瀬 アオイ
おつあおー

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