予定通り
わたしは
雄英高校の近く
弔の配置場所と程近いところに配置された
正直今の状態で戦うのはかなり厳しい
だけど今戦わなきゃこっちが潰される
立っているだけで雑魚共が湧いてくる。
蝋野の下っ端?
まあいいや
銃を構えて乱射していく
水難を操るだけで痛む
まるで縛り付けられてるみたい
次々とやってくるヒーローたちに
普段は視界にも入れないような雑魚たちに
なんでこんなに手こずる…!
何故こんなにも戦いにくい!
本当に嫌だ…ムカムカする
そして
次々と湧いてくる雑魚どもに混じって
一々わざと立てているようなヒールの音が
耳に響き渡る
取り巻きを連れて
復讐相手はやってきた
取り巻きには見覚えのある耳飾りをしたヒーロー
デリがいた
蝋野はスペルカードを発動してきた
ぬるい弾幕ばっか出す雑魚ってことは目に見えている
我慢くらべじゃん…!
そんなことを一瞬思った
弾幕が襲いかかってきた瞬間気づいた
前回とは弾幕の材質が違う
この蝋…熱い
掠ってはまた掠る
物理攻撃は意味ないはずなのに
何故かダメージがグサグサと入ってゆく
わたしの疑問を読むかのようにさらりと答える
主人公にでもなったつもりか
それが人を殺した奴の顔か…?
疑問は読めるのにそんなわたしの心情は読めない
蝋野はまたスペルカード宣言を高らかに行う
今度は火が蝋ごと飛んでくる
痛い…
こんなに痛い…
チラリと彼女の顔を見ると
気分爽快
清々しい憎たらしい笑顔を晒していた
これがわたしたちの生活を変えた奴の顔なの?
なんで…?
何も悪くないじゃない
なんで自分が世界の中心みたいな顔するの
私はそんなに異端だった?
表情を固めたまま動かさない
憎たらしい
憎たらしい
怨めしい
殺したい
輪廻もできぬ身体にしてやりたい
あの時の光景を目に浮かべて
涙が出そうになる
必死に我慢しながら
蝋野を見つめる
は?
なんでお前が被害者ヅラしてるんだよ
自分の顔の感触が変わっていることに気づいた
お札はペロリと半分くらい剥がれていた















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!