第62話

#54
289
2026/03/20 06:00 更新
蝋野朱美side
(なまえ)
あなた
 …   
(なまえ)
あなた
 なんで聖さまたちを殺したの? 
(なまえ)
あなた
 これだけは答えて死ね 
光のない瞳でそう脅される


答えなければ…
なんでこんな妖怪のために…
 妖怪はくだらないものよ!
 ここ以外では信じられてもいないのよ 
 あんなのは幻想だ
 正気にかえれば心配ない 
私の両親は排外主義…
厭、妖怪に対してのみ扱いが酷かった


父は名家である蝋野の跡取り

母はヒーローでもない
一般人


二人は駆け落ちした





何故か幻想郷に行き着いてしまったと言う



その為妖怪に対する考えは過激だったらしい
よく近所の人らが過激派だの何だの言っていた

私にはそれがよくわからなかった



妖怪により極貧にされ
私を優先し亡くなっていった両親の


二人の敵討をしちゃいけないと言うの?
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 両親の仇討ちよ
 それ以外に何もないでしょ 

彼女はすぐさま
顔を顰める
(なまえ)
あなた
 うちの聖さまがそんな事するはずがない! 

違う
其奴じゃない
其奴はただ金をせびってただけだ
お布施をせびる奴だったはず
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 依神っていう妖怪の姉妹だよ! 
 お前の寺に入っていくところを何回も見た! 
(なまえ)
あなた
 は…? 
彼女の顔が歪む
目を擦りながら
彼女はこう告げた
(なまえ)
あなた
 彼女達はもう命蓮寺とは関係がない 
(なまえ)
あなた
 彼女たちがやっている…能力を使って貧しくするだとかいうのは 
 聖様が始動してのことじゃない
(なまえ)
あなた
 二人が勝手にやってること 
そんなの受け入れられるわけない
私は悪くない

全て妖怪が悪い
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 嘘…そんな訳ない 
 だって…だって
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 妖怪は悪者なの! 
蝋野 朱美
蝋野 朱美
蝋符「朝焼け色の炎」
個性を一生懸命に使う


蝋を手繰るのでさえ一苦労


息を吸うように弾幕を出す妖怪たちが

悍ましい
(なまえ)
あなた
 なんだよ…   
(なまえ)
あなた
 みんなは…   
(なまえ)
あなた
 私の家族はそんな勘違いのために殺されたわけ!? 



勘違いじゃない


だって…命蓮寺はあの妖怪と関わりがあったから
一回でもあったらなぶりごろせば良い

貧乏神だって
寝ている間に忍び込んで
封印したはず


それに…
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 そもそも妖怪なんて死んでも文句言いようがないでしょ! 

それを言い放った瞬間
彼女の周りの空気が黒く濁った

彼女の目も見れない
(なまえ)
あなた
 は? 
(なまえ)
あなた
 私はいいよ…だって悪い子だもん 
(なまえ)
あなた
 聖さまたちを侮辱するな! 
(なまえ)
あなた
 私のお姉ちゃんを否定するな! 

彼女から顔からの札、


それに
膝に貼ったはずの札も無様に剥がれていた
一ノ瀬 アオイ
一ノ瀬 アオイ
皆様!おかげさまで書き溜めできてきました!
おつあおー

プリ小説オーディオドラマ