第63話

#55
305
2026/03/22 06:00 更新
あなたside
(なまえ)
あなた
波符「今や舵取り無き幽霊船」
許せない許せない
何があろうと許せない


彼女に妖怪は悪だと言う教えが敷かれているのは知っている
人里では有名な話だ


だけど

そんなのどうだっていい




唯の思い違いで
私の身内はことごとく惨い姿になった

スペルカードを打ち終わった
あと八枚

八枚で必ず仕留める
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 アンタ…!? 
目の前の彼女は
目を見開いでいる

今にも腰を抜かしそうな勢いで。
(なまえ)
あなた
 何…?
 そんな罠に引っかかるほど迂闊じゃないんだけど 


イライラする私を見ながら
まだ怖がっている



ふと気づく
視界が高くなっている
(なまえ)
あなた
 え…   
物凄くブカブカだった私の服は
ピッタリ…どころか
キツい

霊力が増えるのも同時に感じる

(なまえ)
あなた
 …何怖がってんの
 私を怒らせたのはお前なんだよ? 
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 妖怪は人の恐怖から生まれるんでしょ? 
 別に…怖がったって勝手でしょ!?


感情は伝染する

頭の中はもうコイツを殺すことしかない




ああ、また相手のスペルカード。
彼女は大袈裟な動きとともにスペルカードを展開。
蝋野 朱美
蝋野 朱美
邪呪「願い叶える絵蝋燭」

弾の扱いも雑で美しくもない
弾幕としては邪道


だけど



いや、だからか
弾がしつこく追ってくる


不可避弾幕…?
(なまえ)
あなた
 弾幕のあれこれ学び直してからスペルカードを使え…   
些細なルールを守れない奴はこう言う末路を辿るらしい


私の呟きに
彼女は眉を釣り上げる
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 あら?ここは偽りの楽園幻想郷じゃないのよ? 
蝋野 朱美
蝋野 朱美
 そんなルールは存在しない 
(なまえ)
あなた
 黙れ黙れ…黙れ 

何処まで巫山戯ているの?

そんなに云うならこっちだって使ってやる
(なまえ)
あなた
波符「復讐心の海嘯かいしょう
彼女には避けられない弾をいくつも配置した



だが
彼女は
すでに倒れている従者を盾に

再利用…?している


人の心を持っているとは思えない行動に

思わず眉を顰めてしまう




まあそもそも人格は歪んではいたから仕方ないか
一ノ瀬 アオイ
一ノ瀬 アオイ
めちゃくちゃキリ悪くてすみません。
いろいろありました。
おつあおー

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