🐻side
自分なりに頑張ってみていたものの
指2本、やっと入ったぐらいで
入れては出しての繰り返しだった。
ズボン越しに見えたジョングガのソコは
自分のよりも大きそうで……
指でさえ精一杯なのに、それが入るのかと不安でしかない。
目を瞑って、異物感と戦っていたら
ジョングガが円を描くように
中に入れた指をゆっくりと動かし始めた。
思わず口から漏れた俺の唸り声を聞いて
ジョングガが心配そうに声を掛けてくれる。
不安なのは俺だけじゃないみたい?
ジョングガ、優しいね。
2本入れられて、さっきみたいに指を動かされたら
なんだか自分でした時よりも痛くて
また、思わず声が漏れた。
痛いって言いたくないし、悟られたくもない。
けど、どうしても口から漏れてしまう。
ねぇ、ジョングガ。
痛いしか言わない俺、嫌じゃない?
暫くすると、ジョングガが指を抜いた。
それから俺のことを覗き込んできて、そう言った。
首を捻って横を見れば
ジョングガが自分の右手の指を咥えようとしていた。
それっ、入れてた方じゃない?!
咄嗟に掴んでいた手首を
再度、グッと強く引っ張って止めた。
けど、いつもより力が出なくて……
ジョングガはパッと俺の手を退けて、口に指を含んだ。
ジョングガの匂いがする枕に顔を埋めて
痛みと、違和感に耐えていた。
少しずつ痛みがなくなって、抵抗感もなくなった頃
俺の口から、唸り声とは違う
自分でも初めて聞くような恥ずかしい声が漏れた。
枕に顔を埋めていたのに
いつもより高くて甘い声は、静かな寝室に響いた。
やめっ、何回もやめて…っ!!
弱めの気持ちいい刺激に酔っていると
いつの間にか落ちていた俺の腰を
ジョングガが片手で少し上げさせて
俺の勃ちあがったモノに触れた。
やっぱり男だから、ソコが1番感じる。
急に訪れた強い刺激でガクンッ、と腰が揺れた。
俺のモノを優しく包みこんで
その手をゆるゆると上下に動かしてくる。
よくないよ…!
恥ずかしいからっ!
ジョングガの熱い吐息が耳にかかると同時に
ジョングガの低くて優しい声が、頭の中で響く。
さっきより、確実に速くなる手の動き。
俺の声なんて聞こえていないのか
追い打ちをかけるように
先端に親指をグリグリグリグリ押し当ててきた。
なにっ、やばい、、…それ初めて……。
あぁー、、嫌だっ。 嫌、、
余韻に浸りながら、項垂れるように下を向けば
ジョングガの手では受け止めきれなかった精子が
自分のお腹や胸にかかっていた。
ジョングガは
モノから手を離して、おしりの穴から指を抜くと
俺の腰を撫でながら、顔を覗き込んできた。
横を向いてジョングガを見る。
視界には、耳まで真っ赤なジョングガが映った。
そういうのが苦手で、あまりしない俺。
自分の不慣れな手つきとは比べ物にならない
ジョングガのテクニックのせいで
頭も身体もふわふわしている。
普通なら恥ずかしいことなのに言っちゃった…。
今の俺は、なんだかいつもより大胆な気がする。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。